以前タイルカーペットの中で持続可能な社会、SDGs対応の商品を紹介した【NTdouble eco】の商品ですが、なかなか採用される機会が無かったのですが、今回企業様のリクエストで採用されました。
海外ではCO2の排出量削減量によって買取などがあるようですが、日本ではまだまだ環境意識も薄いままで、現在でも二酸化炭素排出量を削減の為の何かをするのではなく、発電量が足りないから節電とか消費電力を抑える為にエアコンの温度を27℃など環境の為に何かしようというのは少ないですね。
そんな中で今回採用されたわけですが、使ってみて初めて知ったのですが、この商品二酸化炭素排出量の削減活動の証明書を発行してくれるそうです。
企業としては「うちの会社ではこういう活動もしてますよ!社会貢献していますよ!」というアピールするのに使い勝手が良く、将来的に二酸化炭素排出量削減してくださいという国の方針が出た時にも、「うちでは既にこんな活動しているんですよ?」という証明にもなる為1度は採用してみても良いのではないでしょうか?
※ネット販売では証明書の取得は難しいかもしれません。
そして、私が気になっているのは【その商品を採用したらCO2排出量は他の製品よりは削減されるけど、そもそもその工事をしなければ排出されなかったのでは?】ということです。
もちろん私は営業という立場なので、どんな商品であれ使ってもらって売らなければ仕事として成り立たないのですが、特に貼り替えの場で採用されたい場合なんかは既に使えるものが使用されているのに替えるのは二酸化炭素排出量削減になってるのかな~?って思うところです。
そしてリサイクルなどの文化がまだまだ発展途上の中で、この製品においてもタイルカーペットのリサイクル品を含むと記載がありますが、その実、リサイクルされているのは製造過程で出る端材であって、貼り替えなどした場合の廃棄物のリサイクルではないというとこです。
東リの商品なんかですと、貼り替えの廃棄物のリサイクルも始められたそうなのですが、廃棄材の回収や運搬のシステムはまだちゃんと確立されておらず、実際のところはただの建設廃棄物として処理されているのが現実だそうです。
持続可能な社会を構築していく上で、この既存のタイルカーペットの再利用の仕組みができているならこれをどのように回収して再利用するかの取り組みの中に、新たなビジネスチャンスも含まれているのではないかと思いました。
また、壁紙の貼り替えなどの剥がし材(廃棄物)も何か再利用していけるような仕組みを作っていけたらもっとSDGsに対応している企業というイメージに繋げれるのではないでしょうか。今はまだ対応した風にした新しい商品を作っただけというイメージですね。


