昨日、「要注意の7月がやってきました」という記事を投稿したばかりだったのですが、まさかこんなに早いタイミングで相場が動くとは思ってもいませんでした。
本日昼過ぎから、ドル円が一気に約1円ほど円高方向へ急落。
その後も戻りは鈍く、円高方向へ押し込もうとする値動きが続いていたことから、市場では「為替介入ではないか?」との見方が一気に強まっています。
ただ、気になるのは値幅です。
これまでの介入では、一気に4~5円程度動くようなインパクトのあるケースが多く見られました。
今回のように1円前後の動きだけというのは少し違和感があります。
もちろん、小規模な介入で市場の反応を見る可能性もありますし、本格的な介入の前触れという考え方もできます。
実際、最近は「介入を事前に匂わせるよりも、何も言わず突然実施する方が効果的」という見方も強まっており、日本当局もこれまでとは違う対応を検討しているとの報道もあります。
また、介入については最近になって新たな話題も出ています。
報道によると、IMFの為替制度上の考え方では、6か月間で3回までの介入エピソードであれば「自由変動相場制」と整合的とされ、3営業日以内の介入は1回の介入として扱われるという整理が示されています。
もちろん、これを超えたからといって直ちに介入できなくなるわけではありませんし、国の通貨防衛という重要な政策ですから、必要であれば実施されるでしょう。
ただ、市場参加者としては「介入にもある程度の制約を意識しながら実施される可能性がある」という点は頭に入れておく必要がありそうです。
もし今回の値動きが本当に介入の第一弾だったとすれば、来週前半までは警戒を強めておいた方が良いかもしれません。
前回4月の介入時には、「いつでも対応する」という趣旨のコメントが繰り返し出され、市場もある程度身構えた状態で介入を迎えました。
その結果、「事前に警戒され過ぎて介入効果が薄れた」との指摘もありました。
そう考えると今回は、
「何も言わず突然やる。」
あるいは、
「まず小さく動かして市場を揺さぶり、本番は油断したところを狙う。」
そんな戦略に切り替えてきているのかもしれません。
さて、私自身のトレードですが、完全にやられました。
私は「大きく下げたところを買う」というスタンスで待っていたのですが、中途半端なところで反発すると判断して買ってしまい、そのまま円高方向へ。
しかもナンピンまで入れてしまったため、結果として早めの損切りを選択することになりました。
打ち合わせ中だったこともあり、リアルタイムで動きを追えなかったことも悔やまれるところです。
昨日の記事を書いた時点では、もう少し時間をかけて介入が来ると考えていました。
それだけに、この想定より早い動きは戦略を一度見直すきっかけになりました。
本当に介入だったのか、それとも大口投資家による仕掛けだったのか。
答えはもう少し時間が経たないと分かりませんが、相場の空気は確実に変わっています。
しばらくは「押し目買い一辺倒」ではなく、介入リスクも十分考慮しながらポジション管理を見直していこうと思います。
そして、もし本格的な介入がもう一度あるのであれば――。
その時こそは今回の反省を生かし、冷静に波へ乗れるよう準備しておきたいと思います。