ついにサンゲツが価格改定に動き出しました

昨日、日曜日ということで週末からの更新が無い分まとめやすいと思い、内装製造メーカーの中東情勢に対しての動向調査の記事を出しました。
その中でも

「そろそろ東リ以外も動き出しそうに思います」

という内容で締めくくっていました。

そして週明けの本日、月曜日。
朝から早速

「サンゲツ値上げの案内来ましたよ~」

と連絡が入ります。

「やっぱり来たか」
というのが率直な感想でした。


まずは担当者に確認

ですので、すぐにサンゲツの担当者に連絡。

返ってきた答えは

「私たちも聞いたばかりで、どのように対応するかまだ全然決まっていないんです。
とりあえず20~30%くらいの値上げって言ってました」

という、かなり初期段階の情報でした。

その後、正式な案内として次の情報が公開されています。

https://www.sangetsu.co.jp/information/detail/20260413130548.html


今回の値上げは「ちょっと様相が違う」

これまでの値上げと少し様子が違うと感じたのは、
対象範囲の広さです。

今回の発表では

  • 主材料
  • 副資材
  • 接着剤
  • その他関連商品

ほぼ全商品が値上げ対象

として明記されています。

これまでの値上げでは

  • 材料は上がるけど工賃は据え置き
  • 工賃は上がるけど材料は変わらない

といった、どちらか片側の調整が多く見られました。

また、値上げ幅についても

  • 通常:10%前後
  • 大きい時でも:20%程度

というケースが大半でした。

しかし今回は

18%~30%

という発表。

しかも

材工両方が上がる

という状況です。

ですので、実務上は

「30%アップを前提に考えておく」

くらいの認識で動かないと危険だと思います。


単純な30%では済まない可能性もある

例えば、現在単価が

1000円

の商品があれば

1300円

になる。

これは分かりやすい話です。

しかし実際の現場では、そう単純ではありません。

例えばクロス。

実際の材料は

m(メートル)

でしか処理できませんが、
見積りは

㎡(平米)

で来ることが多いです。

ここに

  • ロス率
  • 副資材
  • 搬入費
  • 手間
  • 現場条件

などが乗ってきます。

ですので

材料費率の高い商品

であれば

単純に30%アップでは済まない

という場面も十分あり得ます。

これは現場をやっている人間ほど実感している部分だと思います。


「便乗値上げ」と言われるかもしれませんが

ここは正直な話を書いておきたいところです。

これまでの細かい値上げ要因。

例えば

  • 副資材の値上げ
  • 燃料費の上昇
  • 運搬費
  • 廃材処理費
  • 人件費

こういったものを

内装施工店側が吸収してきた

という側面は確実にあります。

私のところでも

副資材にかかる経費については
ここ数年ほとんど値上げせずに対応してきました。

ですが、今回のように

全体が一気に上がる局面

では

それを吸収し続けるのは現実的ではありません。

ですので

今回の値上げに合わせて
こちら側も価格の見直しをお願いしないといけない

そう考えています。


他社も追随する可能性は極めて高い

さて、今回のサンゲツの発表。

業界的にはかなり大きな意味を持ちます。

なぜなら

業界最大手が動いた

からです。

そして重要なのはここ。

内装材に使われている原材料。

基本的には

同じ原材料

です。

  • 塩ビ
  • ナフサ
  • 接着剤原料
  • 樹脂系素材

これらはメーカーごとに全く違うものを使っているわけではありません。

ですので

サンゲツが上げるなら他社も上げざるを得ない

これが現実です。

今日の段階では

他社の動きは確認できていません。

しかし

明日以降に同様の発表が続く

そう考えておくのが妥当だと思います。


元請けの反応は意外と冷静でした

今回、何人かの元請け社長に話をしてみました。

返ってきた反応は

「やっぱりね」
「というか今更?遅くない?」

というもの。

既に

  • 塗装
  • 断熱材
  • 設備
  • 電気資材

など、他業種からは
バンバン値上げの話が来ているそうです。

ですので

値上げ自体には理解はある

という印象でした。

これは正直助かります。


ただし問題はこれから

理解はある。

しかし

値切りは無くならない

これもまた現実です。

さらに

  • 他社より安く
  • 何とか据え置きで
  • 今回だけ特別に

こういった交渉も確実に増えてきます。

そして

安さを武器にする業者

も必ず出てきます。

これはどの時代でも同じです。


これから必要なのは「戦い方の見直し」

今回の値上げは

単なる価格改定ではありません。

  • 市場環境の変化
  • 原材料の構造変化
  • 供給リスク
  • 人件費上昇

こういったものが重なった

転換点

だと思っています。

ですので

  • 単価
  • 見積り方法
  • 受注判断
  • 工事の優先順位
  • 利益確保の考え方

こういった部分を

社内で改めて整理し直す

必要があると感じています。


まとめ

ついに

業界最大手のサンゲツが値上げを発表

しました。

これにより

  • 他社の追随
  • 市場価格の上昇
  • 受注環境の変化

これらはほぼ確実に起きます。

そして

今回の動きは

一時的な値上げ

ではなく

構造的な変化の始まり

である可能性が高い。

これからの動き。

かなり重要になります。

引き続き
各社の動向を確認しながら
現場目線で情報をお伝えしていきます。

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

ついにサンゲツが価格改定に動き出しました」に2件のコメントがあります

    1. KUMI kotobukiさん
      いつも貴重なコメントありがとうございます😉
      引き続き有用な情報出していけるように頑張りたいですね👍

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