突貫工事は売り上げも利益も上がらない

長かった今年の年度末工事。
月末の請求作業も終わらせて、やっとひと段落がついたな~という感じになりました。

めちゃくちゃ忙しかった状況だと、周りからは
「売上とんでもないんでしょ~?」
「めっちゃ儲かったんじゃない?」
なんて聞かれることは多くあります。

もちろん忙しかった分、売り上げは平時よりも高くなっています。
これは間違いありません。

しかし、利益はそうはいきません。

現場に行けば行くほど経費は掛かりますし、
人手が無い時にどうしても終わらせないといけない状況になると、
予定していた予算よりも多く払ってでも職人さんを確保したりということもあります。

すると相手から
「いくら掛かってもいいから集めてくれ」
と言われない限り、こちらが持ち出すばかり。

人を集められずに工期遅延しようものなら
「満額払えない」
なんて言われることもあります。

そんなくらいなら、
職人さんに払ってでも集めた方がまだマシ。
これが現場の現実です。

そもそも工程が遅れる原因も、
監督の工程の組み方だったり、
無理な突貫をさせる状況だったりすることが多いのに、
それで満額払えないなんて言われるのも、
正直訳が分からないところではあります。


そんなこんなで、
忙しさの割に利益が上がらない構造
になってしまうのが突貫工事です。

実際、施工管理の資格取得の際にも学びますが、
「工期」と「予算」の関係というのは非常に分かりやすいものです。

工程が長すぎれば、
現場管理費や仮設費などの余計なコストが掛かります。

しかし逆に、
適正工期に向けて短縮していくと、
無駄が減り、予算は徐々に下がっていきます。

ここまでは理想的な状態。

ところが――

適正工期を超えて無理に短縮した瞬間、
必要な予算は一気に跳ね上がります。

・人を増やす
・残業が増える
・材料や手配を急ぐ
・手戻りが増える
・品質リスクが上がる

こういったコストが一気に発生するからです。

そして、その増えた予算は
工期が長すぎる工事よりも高くなる
という逆転現象が起きます。

これが
「突貫工事は儲からない」
最大の理由

だと思っています。


こういったことを学ばないまま
予算管理をしたり、
受注契約をしたりする人間が増えると、
当然ながら適正工期にならない現場が増えていきます。

そして結果として
現場が疲弊し
職人が疲弊し
会社の利益も残らない

そんな悪循環が続いてしまいます。


とはいえ――

頑張ったというか、
頑張らされたというか、
おかげで2か月分くらいの金額の仕事をこなすことは出来ました。

2025年度の集計をしてみないと正確な数字は出ませんが、
とりあえず 売上は億越えを維持 できているので一安心です。

ありがたいことに、
仕事があるというだけでも本当に恵まれていると思います。


ただ、2026年度は
さらなる値上げがありそうな予感もしています。

売上ベースでは
2億を目指せる展開
も見えてきていますが――

単純な物価上昇だけで売上が増えるのって
どうなんだろう?
とも思ってしまいます。

私が仕事を始めた頃の
5000万の売上と、
今の1億の売上。

数字は倍になっていますが、
価値としては
あまり変わっていない気がするんですよね。

これも時代の流れなんでしょう。


ま、一先ず。

今年度も無事に乗り切れたことに感謝しながら、
来年度の目標をしっかり立てて、
「忙しいだけ」で終わらない仕事
をしていけるようにしたいと思います。

2026年度も、
しっかり利益を残せる現場づくりを目指して、
またコツコツ頑張っていきましょう。

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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