昨今の物価上昇による仕入れ価格の増加もあり、ずっと値上げ値上げの傾向でしたが、ここにきて若干その流れに変化が出てきました。
私たち内装業者だけが値上げしていたのであれば、そんなに大した影響では無かったと思いますが、どの業種も値上げしてきた為に住宅価格がここ数年でかなりの値上りしました。
元々「人生に一度の買い物」と言われるほど高価な住宅価格でしたが、一度も買えないほど高くなりましたし、買ってもこれまで30年ローンとか言っていたものが50年ローンとホントに払い続けれるの?と言う程の状態になっています。
その為、ここ最近特に物件数が顕著に減ってきたのが分かります。どの業者も「売れないと仕事が無い」「仕事しないとお金にならない」という所で、収入を落としてでも安くして仕事をしようという業者が増えだしています。
実際これまで取れていた仕事が「競合との価格競争に負けて仕事取れませんでした」という場面が増えています。
同じ見積りをしても「10%以上価格が違うんだけど?」なんて言われるとこも増えています。
薄利であろうが何だろうが仕事が無ければ利益も出ませんし、仕事をしていなければ職人さんも居なくなります。職人さんが居なければ仕事が出来ません。その為にはやはり仕事を取っていくしかないという、かなりの悪循環になり始めています。
これまでお付き合いのあった工務店もまだ数社ですが「もっと安くしてくれないとこのまま取引が続けられない」と言われ始めています。もっと安く入り込んでいる競合がいるという事ですね。
しかしその薄利の状態があまりに長く続くと会社の存続にも影響が出ますし、職人さん自体もこの物価上昇の中安値で売るという事は収入が減ります。
職人さん自体収入が減ってくると「建設業の魅力」というものが無くなってくるので益々働き手不足という状態になります。
その場面を乗り切って、現場自体が少ない状態でも業者自体が廃業・倒産などをして減っている状態になると、やっと適正に値上げして人を集めれる時代になるのかもしれません。
段々とチキンレースの様相を呈してきた感じがしますが、なんとか生き残っていけるようにしないといけないですね・・・。