日銀がこれまでのマイナス金利を解除して、普通の金利がある状況へと舵を切る事を決められました。事前に報道もされていた事ではあるのであまりビックリする事ではありませんでしたけどね。
大企業を中心に利益を充分に確保できている企業では賃上げもでき、借り入れしなくても企業運営が出来る為、金利が上がったところで借り入れしないでも運営できますし、貸出して金利が得れる状況というのは収益が安定して得れるところには歓迎という所でしょうか?
問題は中小零細企業を中心とした利益は少なく、トントンという程度の会社でしたら入金・支払いのタイミングによっては借り入れして一時的な支払いに対応しなければいけないような会社というのは利上げが借入金利が増えるので経営を圧迫しかねず困った事態も想定されます。
私の企業の際のお金計画にも影響を与えるところであって、最初の3か月では借り入れしないとやっていく事が難しい事が現状で判明しています。身内借り入れで乗り切れる計画ですが、どんどん金利が上がっていく展開になると身内も預けてしまって貸せないという事になるでしょうし、金融機関からの借り入れすると金利が高くなると利益を圧迫するので利上げが続く前には動きたいところですよね。
そもそも銀行というのは預金した人のお金を他の人に貸して、その利ザヤを稼ぎとするのが銀行の元です。
「金利1%つけるから1億預けて~」って預かったお金を「金利3%で1億貸してあげるよ」とし、差額の200万円が利益というやつですね。
今では保険を販売したり様々な事業をし他の部分でも利益を出していますが、その大半が「多くの人から集めたお金を一部の困った人に支給する」という保険的な役割を果たす商品が多いですね。仕組みとしては年金のイメージが近いものが多いのかもしれませんね。
利上げは個人でも影響し、お金が余るほどある人にとっては利上げされても影響はほとんど無し。あるとすれば海外投資をしている時の対象国との金利差での為替リスクで利益が減っちゃったり増えちゃったりという部分くらいでしょうか。
問題はお金のない一般的な庶民。車を買うにも家を買うにも借り入れしないと買えない場合、金利が上がる事によって返済しないといけない金額が増えてしまう事になります。
物価上昇すれば金利が上がっていくというのはこの部分で、物価が上がっている途中は金利以上に賃金が上がる。賃金が上がる率より利上げ率が低ければトータル的に返済額が増えたわけでは無いという事になるよねってのが今回の利上げの本質。
理屈上はマイナス金利時代には100万借りていても返済は100万以下でいいよ。100万預けても100万以下になっちゃうよって事でした。
新たに事業を始めたり、借り入れして事業を回したい会社にとっては、事業規模以上に借り入れても返済額が変わらないでいいためにレバレッジを掛けて事業拡大という事が可能でした。
極端な話、2020年の夏以降株価はず~っと上昇していたので、そのタイミングでゼロゼロ融資でマックス借り入れて全額株式投資、現在全部決済して現金化しても2倍以上に増え、融資分を返済しても借り入れた金額より多くのお金が手元に残るというとんでもない時代でした。
実際コロナのタイミングでは「自分で事業してたらゼロゼロ融資で借りたいね~」なんて会社で話していました。株価がひたすら下がっているタイミングでも「1万5000円くらいのタイミングに来たら全力で買いたいね~」とかいう話も。
ど素人でもこんな話をしているような時代だったので良かったですが、これから先は見通しが今まで通りには通用しそうになりません。
まだまだ金融緩和状態が続きはしますが、方向転換が見て取れた場面ですので世界情勢も含めた状況観察しながら投資も投機も事業運営も独立起業も考えていかないといけないですね。
私が不安なのは住宅金利がどれだけ上がっていくかがキーポイントですね。このお話はまた書いてみます。