正月休み中に「中田敦彦のYouTube大学」の中で2年以上前に投稿された前後編6時間にも及ぶ解説動画が何故か頻繁にオススメに上がってくるので以前1度見てはいるのですが、久しぶりに気になったのでまた見てみることにしました。1200万再生されてる動画ってとんでもないですね。
休載が頻発・長期化しているので作品自体の進行が超スローペースではありますが、掲載開始時はまだ今の会社に就職前でしたのでジャンプ買って毎週楽しみに見ていた作品です。
私自身HUNTER×HUNTER連載されるより前の幽遊白書やレベルEから楽しみに見させて頂いていたのです。幽遊白書に至っては単行本全巻持ってました(一昨年全部断捨離しちゃいましたが)し、なんだったら通しで10回は見ているので再度見たいと思いはしませんでしたが、レベルEとHUNTER×HUNTERはまた見たいな~って思っちゃって、お休み中に全話見直しすることにしました。結果としてHUNTER×HUNTERはまだ途中までなんですけどね。
レベルEはストーリー的なものは別として大体1話完結のちょっとブラックジョーク的な作品で小学生をカラー戦隊物にしてみたり、宇宙人がドッキリ仕掛けたりと、基本的に準主役的な高校生筒井雪隆とバカ王子の子分的なクラフト隊長を小馬鹿にし続けるのが基本路線ですね。
30年近く前の作品という事で笑いのテイストは昭和臭がしますが、下手なアニメよりずっと引き込まれますよ。
HUNTER×HUNTERの方は先の中田さんの動画でも紹介されていますし、本編を知っている人も多いので紹介はしませんが、私が凄い!と感じるところが冨樫先生のキャラクターやストーリーを遥か先まで見据えて、所々に未来への伏線がちりばめられているのが凄いですよね。
ハンター試験終わった頃にはキルア追っていった先にはオークション編あるよって伏線ありますし、ククルーマウンテン後にはゴンの家でオークション後のグリードアイランド編の伏線、ハンター試験で出てくるキルア・イルミの兄弟が5人居てしりとりになっている(ミルキはオークション・カルトはグリードアイランド・アルカはキメラアント編後)ものが事前準備なのか後付けなのか分からないほどタイミングもバラバラに出てきます。
念の説明やグリードアイランドでのカードの設定、オークション編の幻影旅団への4行詩などの場面であるように言葉遊びや設定の秀逸さに言語への造形が見て取れます。幽遊白書でも魔界編序盤の海藤の能力であいうえお順に1分おきに一文字ずつ言えなくなるといった設定力と言語力が優れていますよね。
もう一つ優れている点が感情移入をさせる能力でしょうか。
特にHUNTER×HUNTERのキメラアント編辺りからは顕著にそういった作風が見て取れます。もちろん本人のコメントというよりはナレーションメインの設定になってくるので見る人にどういった感情でいるか?というのを視聴者に考える間を作っていますし、場面場面で様々な所作を見せる事でその表現力に力強さを増しています。日頃の所作というのは意識していないと分からない事でもありますし、そういったことも良く理解されているのでしょうね。
終盤では、誰が主役?誰が敵?誰が善で誰が悪?みたいな、見る人の立ち位置によって見え方の違う表現がされているのも凄いですよね。途中からゴンが悪役みたいな表現ですし、最終盤はメルエムとコムギがフランダースの犬の天に召されていく場面を想起させるほど感動的な感じの表現で終わっています。最後ホントに泣けそうですもんね。
今後の話が気になってなりませんが、26年の連載期間中半分は休載という何とも稀有な作品ですがそれでも見たいという視聴者の多いとても珍しい作品ですよね。
冨樫義博先生はシナリオライターとなって、その伏線なども指示して作品を書いてもらった方が見る方は楽しめるのかもしれませんね。冨樫先生早く元気になってくださいね~。
