現場監督の良し悪しの見分け方

新築物件の建設中やリフォーム工事を買ったり見たりする際に参考にしてもらえたらと思った今日の回です。

建売住宅での場合が分かりやすいのでそちらでお話していきますね。

契約前の段階で、現場を見ないでいると分からない事ですが、現場に行ってみると見えるものがあります。その時々の施工状況で変わってくるものですが、現場の進捗が後半になればなるほど見えてくる部分があります。

どの現場にもあるものですよ。

むしろこれが無い現場はロボットしか居ないのかな?と思うものです。

これ。仮設トイレです。

建設現場はほぼ100%職人さんの手によって作られますので、必ず生理現象としての排泄があります。ですので現場に置いてない事が無いものになります。

ほとんどの会社で仮設トイレはリースしていますので、現場着工時は普通にきれいな状態で届きます。基礎工事とか上棟時は綺麗な状態。

たくさんの人が利用するたびに徐々に汚れが蓄積したり、排泄物が付着したりします。工事期間が長くかかる大工さんの利用が一番多いんでしょうけどね。

ここでいい監督の見分け方。いい職人さんの見分け方と言ってもいいかもしれません。

分かりやすく「綺麗に使われている仮設トイレの現場が良い場合が多い」ということになります。その理由も書いていきますね。

建売住宅の場合、監督さんは現場に常駐ではなく巡回管理する場合がほとんどですので、現場を綺麗に維持する為には職人さんへ協力を得る必要があります。そんな中で仮設トイレを使っても排泄物を残したままにする汚い職人さんもいます。

そんな職人さんにキチンと指導できるというのは良い監督の必要条件になるでしょう。そして他人の排泄物でもきれいに掃除できるというのは、現場が汚れていたら綺麗に掃除が出来るという証明にもなります。大型物件などではよく「6S」なんて言われる「整理・整頓・清掃・清潔・躾・習慣化」をしています。監視の目が多いとこでは出来るものですが、監視されていなくても出来ないといけない事ですよね。

現場にはたくさんの職人さんが出入りするので、現場もトイレも綺麗になっているという事はそれだけ気持ちよく現場で作業できます。汚いというだけで不要なストレスを持って職人さんが作業するという事は品質低下にも繋がってきます。仮設トイレが汚くて排泄したくないから早く帰りたい。手を抜いても帰りたいとなっちゃいますからね。

先程ちょっと書きましたが、現場の工事の半分が大工さんの工事だったりします。そういった意思をしっかり共有できる大工さんも良い大工さんの可能性が高く、以降の工事を受け持つ業者は仕上げに直結してくるので、綺麗であれば綺麗にしていこうという意思も繋がってきますよね。

きちんと職人さんを指揮できる監督というのは、現場の納まりや不具合がある部分についてもちゃんと対応できる人になります。ちゃんと指揮できていないと何となくの仕上りになっていて最終的には収まりが変になっている事もあります。

綺麗に使っているとこには「掃除用具・芳香剤・予備トイレットペーパー」など一通り常備されているとこが多いですし、流すための水を給水するのが容易にできるような準備もされています。

何もないところには、う〇ちやトイレットペーパーが溜まっていたり、紙が無くなっていたり、水が流れなかったりして、蚊や蠅など虫も飛んでたりと不快極まりない事になっています。

そういう意味でも現場に立ち寄った際には仮設トイレを覗いてみたらいいかもしれませんね。あまりにヒドイ会社の物件は一考してみる必要がありそうです。今日は建設会社の選び方の一案を書いてみました。他にも分かりやすい話があったら紹介しますね。

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投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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