ちょうど今、24時間テレビが放映されています。今年のテーマは「明日のために今日つながろう」です。24時間テレビのメインコンテンツの中の一つに初日のゴールデンタイムに放映されるスペシャルドラマがあります。
先程そのドラマを見終えたところですが、この番組のメインテーマにも関わるところですが、「障碍者支援・健常者と障碍者の共存」という部分があり、今回のドラマではその辺りも顕著にそこら辺の問題に向き合っていました。
うちの会社・・・実はもなにも無いですがうちの会社は健常者しかいない中小企業です。大手であれば障碍者雇用が義務みたいですが、今回のドラマのように障碍者を雇用するだけの企業的体力も無いですし、車の運転や他者の段取りを組むなど総合的な要素が求められるため、中々障碍者雇用という所に向いていけないという悩ましさがあります。
実際に現場で作業してくれる職人さんに関しても同じで、やる作業自体は同じことの繰り返しという部分がありますが、前後工程の業者との取り合いもありますし作業する現場がいつも違うという事で現場に行くまでの車の運転というのも必須になってしまいます。
ドラマの中でもありましたが、「社長は障碍者しか見ていなくて、健常者の事も見てくださいよ」という発言。実は健常者しかいなくても、病院に行っていないのか健常者に見えているだけかもしれない人も実は社会にいっぱいいるかもしれません。
うちの新入社員も既に3か月が過ぎ、表面上は至って健常者。ですが時々「ん?」と思うような対応することがちょくちょく見受けられるようになりました。
表面上は健常者であっても、【実はみんな障碍者としても変わりない部分がある】ということです。
健常者だから厳しくてもいいかな?障碍者だから優しくしてあげないといけない!ということでも無くて、その垣根って有って無いのかもしれません。新入社員に対してももっと違った視点での教え方もあるのかもしれません。
「24時間テレビは偽善者番組で嫌い」なんて周囲の声は昔から聴いていましたが、何も考えない不善者よりも、見て見ぬふりする不善者よりも、偽善を見て自身の偽善を考える・偽善者として行動する方がいいんじゃないかなって考えます。
そんなわけで今年も見ているのですけどね。
「自分自身が明日の為に今日できる事」はわからないし、何をしているかもわかりません。小さな声かもしれませんけどこうやって書くことで誰か一人でも響くものがあるかもしれません。見て何か考えるでもいいし、見なくてもいつも考えているでもいいし、何かを感じて何かを想える生き方をこれからもしていきたいなと思い返させてくれる番組だなと私は毎年思っています。明日はどんな企画があるのかな~。

