長年建設業、特に内装仕上工事に従事しているからかも知りませんが、外から家を一周見回すと家の間取りが想像出来てしまいます。
洗面、トイレはここらへんかな?
ここがキッチン。
階段はストレートだな。回り階段だな。
洋間はここにあって、階段があそこだからこんな感じで3部屋あるのかな?
広いからウォークインクローゼットがあそこら辺にありそうだ。
といった感じで、外から眺めるだけで家の中をイメージできてしまいます。始めて伺った家でも「タオル洗いたいので洗面所借ります」「ちょっとトイレ貸してください」といった時に、「こっちです」と案内を受ける前にそちらのドアに向かって歩いています。昔の古民家なんかの方が余程分かりにくくて聞いちゃいますね。
家の間取りは大体分かりました。次は家族構成。今日伺った家で写真を撮らさせてもらえたのでちょっと載せてみます。

まずは洗濯物。バルコニーや庭先に洗濯物を干されている家庭も昔よりは減りましたが、それでも平日でしたら1割以上の家庭では外に干されています(街中は少ない、田舎は多いなど地域差はありますが)
これで家族構成が大まかに見えてきます。合わせて庭先に自転車やおもちゃなどを置いてあるとそこら辺がさらに年齢層を絞れてきます。

家の間取りは分かる、家族構成も想定できるとなるとだんだん怪しい記事になってきましたね。
その状態で近くの現場を工事していると、職人さんは朝から~晩までずっと現場に居る事になります。しかも住宅クラスでも1週間とかいる事はザラ。
挨拶することは基本で当たり前なので近隣住民とも挨拶しますが、その家族構成が分かった上で挨拶していると、その家庭での出入りの具合も分かってきます。
変な犯罪のニュースばかり流れているので、こういった事を言っていると犯罪予備軍のように扱われてしまいそうですが、昔から地域の見守りというのはこういった【周囲の人たちが見張ってくれているから成り立っている】ということがあるのです。
私自身もそういった事が分かっても何をどうこうしようというわけでもなく、ただただ見守りくらいの気持ちで記憶しています。おそらく大半の現場関係者も同様に感じているでしょうし、ほぼ性善説でまともにやっている人が大半と思われます。
とはいえ、こうやって周囲を観察すればある程度分かる人がいる!という事を認識して生活してもらえると、防犯への意識も出来ると思いますし、訪問販売への対応という意味でも対処のしようがあるでしょう。
訳の分からない犯罪事件も増えている昨今。悪意を持ってこの職業病を使うともっと訳の分からない犯罪に使えてしまうのもまた事実。変な犯罪者増えなければいいな・・・。
Xserverドメイン
