この一週間、Ｇ７サミットのニュースがたくさん報道されていましたね。
気になる話題や今後の方針など、世界のトップの人たちが考える部分に関しては正直「わからない」というのが私の気持ちですけれど、その中に営業職として気になる動きをしていた人たちがいたのでそこをピックアップ。
まずは今回のＧ７で日本国民への一番評価を上げたのでは？と言われているイギリスのスナク首相。
サミット前から東京に出向いて焼き鳥屋に行ってみたり、岸田総理との会食で広島カープのソックスを履いてくるなど、首相という立場にありながら日本の総理を・日本の国民をファンに付けるように「相手の立場に立って、相手が一番喜んでくれそうな振る舞いをする」というところに徹していた感じがします。
広島に行ってからもお好み焼きを自分で焼いてみる体験をしたり、平和記念公園での表情を見ても素直に思った事が表情に出ている雰囲気、宮島に渡ってからは打って変わって楽しそうな観光モードとＴＰＯに合わせた振る舞いをされているのも好感の一員でしょうね。
アメリカのバイデン大統領やドイツのショルツ首相などはなんか堅苦しい感じがしますし、フランスのマクロン大統領はカメラに取られている時にキョロキョロしてるのが気になりました。
イタリアのメローニ首相は個人的に小さくて可愛い女性だな～という印象で、日本人受けしそうなタイプの方だと思ったという、政治に全く関係ない感想でした。
カナダのトルドー首相はあまり印象的な話題が出てきませんでしたし、ＥＵ代表のミシェル大統領とEUのフォンデアライエン委員長に至ってはＧ７？何でいるの？状態だった感想です。
やはり報道陣も含め「郷に入っては郷に従え」と言わんばかりに【日本に来たから日本人に受ける動きをして報道してもらう】という動きが出来ている・気に入ってもらえているというイギリスのスナク首相は一流の営業マンなのかな～という印象でした。
実際スナク首相はゴールドマンサックスで勤務したり、スタンフォード大学で経営学修士を取得したり会社を創業したり取締役になったりと、バリバリの会社経営に精通している人でそれを国相手でやっているという事なんでしょうね。収穫として３兆円もの経済投資を得たなんて話も出てきています。イギリス国内での人気はイマイチという事らしいですが、今回の成果をもって帰って国内での人気を取り戻そうという感じなのでしょうかね。
そしてもう一人。
突然来日することになったウクライナのゼレンスキー大統領。
現在の世界情勢をもって敵はロシア、その他の集まっている国はすべて味方に付けたいという意向がみて取れ、印象的にもお願いする為としても「直接会って話をする事が一番効果的」という事を理解した上で、ウクライナ国内情勢も考えると今なら行ける！一度に１７か国もの大きな国の代表たちに会えるならという事で来られたのかと。
私たちの営業活動でもそうなのですが、相手に想いを伝える上で一番効果的なのが「相手に会う事」
コロナ禍もあり、「電話だけ・メールだけ・ラインだけ・現場管理アプリだけ」みたいに対面活動自体が縮小傾向にはありましたが、やはり相手の顔が見える状況で動くのが一番響いてきます。
ゼレンスキー大統領もそこらへんは把握した上で、当初のテレビ会談から来日へと切り替えられたのでしょう。
インドのモディ首相など中立国の代表とあえたのも良かったのでしょうね。
話題も含めすべてかっさらっていくような形になり、各国の対応結果はこれから出てくるのでしょうけれど収穫は大だったのではないでしょうか。
そしてタイトルからは逸れますが一番の収穫が獲れたのが日本の岸田総理。
何も決めれない・聞くだけで何もしないなんて揶揄されていたところですが、事前の各国への外交も含め下準備をしっかり進めた上で「日本の・広島の立場を明確に各国へ表明し、核兵器廃絶へ向けた方向性や立場を世界に示す」という事が出来て、世論調査も含め岸田総理の支持率上昇という結果に繋がっています。
思い返せば、岸田総理が外務大臣時代にはオバマ大統領を広島に連れてくる・平和記念公園へ訪れるという歴史的な事へも一躍かっており、自身の立場を優位に進める為にヒロシマという土地をうまく使った働きかけが出来ているなと感じました。
そしてもう一つ。核の脅威をちらつかせているロシアを広島という地でサミットを開くことによって「敵国」という位置付けして世界の協調を見せつけたところです。
今後の世界の情勢に今回の広島サミットが寄与し良い方向へと向かってくれるといいですが、第三次世界大戦もちらつく形になりましたので、どうなっていくか注目ですね。
さぁ。これから支持率アップ要素の終わってしまった岸田総理はどんな一手を打っていくでしょうかね。
Xserverドメイン
