勉強してて良かったかな。

昨日の記事で地震関連の事について書いていたのですが、「勉強した!」とまでは言えませんが、基礎知識としての地学があるので地震に関する事がちょっとはわかりますし、気象学や天文学も日頃から興味ありちょっとは知識あります。

普段仕事していても地理にも興味があったので各地の場所が分かったりもします。

ここまでは小学校でいうところの理科・社会(現代では生活?)で、大学受験するにも理系で無ければ必要無い場合がほとんどですし、大人になっても興味ない人は多いかと思います。

必要と言われるのは大体、国語と足し算、引き算、時々掛け算、割り算の四則演算だけで、一般的な生活する上ではその他の勉強って【意味がない】といわれることが多いのではないかと思います。

20年以上社会に出て働いてみる上で、「こんな時、この教科・この内容役に立ったよ!」って事をピックアップしてみます。

やはり一番使っている内装工事における算数から。

壁紙や床材で柄がある物を注文するときや施工するとき、同じ柄の繰り返し(リピート)がありますので、それを計算して必要な柄数や総量を計算します。

例)、幅2630mm・高さ2430mmの壁面に横リピート910mm・縦リピート230mmの材料を貼りたいと考えます。

その際には、まず幅2630mm÷横リピート910mm≓2.89巾。壁紙の幅に小数点以下はありえないので、切上げして3巾の材料が必要になります。

長さ方向に関しても高さ2430mm÷縦リピート230mm≓10.56柄必要になりますが、同様に11柄必要になります。

同じ柄の頭で切ってあげないと合わない為、すべてに同じ柄が必要とすると、縦リピート230mm×11柄=2530mmで、それが3巾なので×3すると7590mm=7.59m必要という事が分かりました。

単純にこれまでだけで小学校で必要な「掛け算・割り算の仕組み」・「mmとmの単位の変換」・「端数の切捨て、切上げ」など小学校算数で習う内容の組み合わせを使っています。

ここまで算数の使い方、内装仕上げ工事業における使い方の一例になります。次も算数になりますが、地理との組み合わせて使います。


私たちの営業職に就くと、営業範囲各地。特に建設業ですと各地に点在する建設現場も含めて営業範囲各地を転々とします。

自身の拠点から、各現場への移動・工務店への移動・材料屋さんへの移動など各地を転々と移動していきます。その中で、地図上の距離の移動時間も分からなければその日の業務の予定を立てる事も出来ません、その移動を考えてみましょう。

例)、事務所から某現場まで約40km、一般道を平均時速30kmでたどり着けます。出発時間は10時、某現場での打合せ時間開始は12時。高速道路を使えば40分でつけます。どうしますか?

といった場面でも時間計算、速度計算できなければどのような予定を立てるかもできません。高速を使った費用対効果も考えないといけませんし無駄であれば経費を使う必要性もありません。

こういった時間計算は家族旅行などでお出かけしたい時に、あっち行きたい・こっち行きたいとなっても、これだけ回ると何もできないよ~とか計算できます・・・が現在では携帯のナビとかカーナビでもある程度対応できてしまうので、やはり特別な機会で無く日頃の運行でのパパっと切り替えたい場面でのほうが有効ですかね。


その他にも、平行移動などは床の施工や壁紙の階段などの役物がある部分に使ったりしますが、こちらについては文字で書くことがめっちゃ難しいので、ここでは「使いますよ」くらいの案内で。

今日の内容はほとんど算数関連でした。言い換えれば「算数さえできるレベルなら内装屋さんにはなれる」ということです。それでもできない人が多いのが計算ですので、意味がないと思っていてもいろんなことに興味を持って沢山の勉強しておいた方が将来への道が広がるという事になりますね。

今子育て中の方なんかはお子さんに「勉強しなさい」というより「こういう勉強していたら今の仕事に役に立ったよ。将来こんなことしたいって決まっている子にはこういう勉強が使えるよ」って教えてあげる方がやる気を持って取り組めるかもしれませんね。

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投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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