壁紙はプロにアドバイス貰おう

建設会社によって打合せ相手は様々ですが、多くの会社では営業担当者が色決めの打合せをしているところが多いのではないでしょうか。

現場経験のある営業担当者であればよいのですが、現場経験も無い人や、お客様の要望をすべて「はい!Yes!そうですね!いいですね!」としか返事しないような人にあたってしまうと要注意。

床の色や、建具・枠・廻り縁・巾木など周囲の色のバランスを考えて決めないと、住んでいても変な気分になるようなカラーバランスであったり、切り分けできないような所で色を変えられていて納まりがおかしかったりして再度打合せが必要なんてこともしばしばあります。

以前紹介したように意味あるの?と思えるような品番違いや貼り分けなんてこともあります。

過去のように壁の途中での貼り分けに限らずとも、部屋毎に貼り分け色変えをしていても、ほぼ同じような材料を貼っており、材料のソツは多くなるし金額も上がってしまう。SDG’sで騒がれるように環境的にも良くありません。

この写真内にも同じ白なのに4種類の材料が使われています。

左側の壁面の材料・右側と押入れの壁の材料・奥の部屋の壁の材料・奥の部屋の天井の材料の4種類。パッと見た目でほぼほぼ変わりが無いんですよね。

もちろん照明器具が付けば若干違いが分かるのですが、開口の位置から考えると光の加減で見え方というのもあまり違いがありません。

ちょっとだけ違うというのが生活する上では【違和感】という形で徐々にストレスとなってくる場合もあります。意識的に違えばよいですが、家族みんなで決めていない場合その色決めに居なかった人にはストレスかもしれません。

また、この写真のように狭い範囲に使うと圧迫感だけ大きく、トイレなど狭い部分で使うと出るものも出ない空間となってしまう事もあります。

もちろん住まわれるお施主様の「好み」が最優先される事項ではありますが、ちょっとでも【ここにこの材料どうなんだろう?こういう決め方どうなんだろう?この配色どうかな?】と疑問に感じる部分があれば専門の担当者に確認した方が良いでしょう。

最初に書いたように「Yes」しか返してくれない人ですと、ダメかな?と思う事にも「ここはこうした方がいいのでは?」という提案も返してくれません。

仕上がった後のカーテンレールやドレープレース・またブラインドやロールスクリーンといった窓回りの装飾まで含めて内装屋さんは相談に乗ってくれたりします。

家具の配色も決まっている場合は、そこも含めて【こんなイメージです】と言ってもらえると色決めの提案もしやすいですね。

先日あった例でも「カーテンは黄緑を実家から持ってきます。ベッドは水色のカバーです。暖かい感じにしたいのですが?」と言われて色を決める時点で既にフローリングは薄い木目、建具は濃い木目が付けられており色決めに困惑した事があります。

もちろんこの配色では暖かい感じにはならないので、壁の色からカーテン・ベッドとトータル的に変更を提案して色決めをしてきました。

人によってはカーテングリーン・ベッドブルー・壁ピンク・建具ブラウンみたいな色とりどりが良いという人もいますし、住む人によって好みはそれぞれなので、あまり押し付けるようなことはしませんけどね。

色決めする際には、「内装業者さんと決めてもいいですか?」と一言言ってもらえれば呼んでもらえたりするかもしれませんので聞いてみられてはいかがでしょうか。

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投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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