先日からちょくちょく独立しようかとか今後をどうしようかといった悩みを匂わせしてきていますが、「もし自分が経営者として人を雇用するとしたらどんなことを考えて経営していくんだろう?」ということから、今の状況整理と今後について考えて行こうかと思います。
まず一番に考えないといけないのは【赤字を出さず、給料を払った上で黒字にしなければ】という事を考えるでしょう。経営状況によっては自身の取り分を減らしてでも従業員に給料を払わないといけないなと思います。
その為には、固定費を抑えるために給料は最小限にしたいと考えるところです。
特にどのくらいの能力を出せるか分からない雇用初期に関しては特にそんなに高級は出したくないところですね。最近の雇用環境を考えると初任給を上げていかないと人を雇えないというのも理解できるところです。
しかし、どの程度の能力を発揮できるか分からない新人の初任給を上げるとなると、既に雇っている人の給料も相応に上げないといけなくなります。
先程も書きましたが、経営する上では固定費は最低限迄抑えていく事が経営リスクの軽減になりますので、既に雇用している人に関しては極力昇給させずに進めたいところですね。
必要不可欠な人材に関しては惜しみなく昇給させていかないといけません。
というのも、私がしている仕事というのは営業として仕事を請け負い工事をした上で売り上げを上げていますが、会社への依頼というよりは担当者への信頼で成り立っており、その必要不可欠な人材が抜ける事によって担当変更はしたところで、元の担当者が独立して同様の仕事を始めてしまうと、信頼感からそちらに仕事が流れてしまう可能性が高そうです。
私がしている仕事は基本的に請け負いである為、いくら仕事を下さい!とお願いに行ったところで「お客さんに選んでもらう」事ができなければ仕事が回ってくることはありません。
会社が選んでもらえる理由があれば、担当者が誰であれ回ってくるでしょうけれども、その人にお客様が付いているようであれば離せない存在になりますね。という事でそういう人材には【リスクを取ってまで独立したいとは思わせない】程度に待遇に不満を抱かせないようにしないといけないと思いました。
可もなく不可もなく位の人材でしたら極力昇給を抑える形で回せたらいいかな?と思いますし、ちょっと物足りない人材でしたら自身の給料分は稼がせるだけのノルマを課して達成できなければ減給という方向にしていかないとやっていけないのかなと思います。
こんな事考えていると、1人でやっていって自身が引退するころに誰かにノウハウを伝授して仕事を回せれたらいいかなぁくらいでやっていくのが一番問題がなさそうですね。取引相手が無くなる事や仕事の総量が今後どうなるか?などのリスク要因をどこまで自分で許容して踏み出せるかがカギになりそうです。
しかし、今更辞められても困るという事で給料をドーンと上げられても、今まで貰えていてもおかしくなかったものを抑えていたという事になりますし、機会損失していたことを考えるとさらにストレスとなって結局ついて行けないかもな~なんて考えています。そこらへんも話をしてみないといけないかもしれませんね。


