このブログでは、内装仕上げに関わる材料の値上げ情報を2021年・2022年と世間に発表される前に、見切り発車的に発表してきました。
これまでが4月・10月の値上げが続いていましたので、この4月もあるかも?と思っていましたが、材料に関しての値上げ発表はありません。
しかし、10月頃を予想として材料費の値上げが割と高確率で行われる方針となってきたという情報が入ってきました。
原因としては、これまで原油価格の高騰や円安に伴うといった文言で案内されていましたが、今回は設備稼働に伴う電気代などのエネルギーコストの上昇という文言になりそうです。また、紙の質なども低下傾向にありましたのでそちらの改善に向けても値上げ予定の様です。間違っても従業員の給料UPに向けての値上げなんて発表はされないでしょうけれども、そちらの意味も出てくるかもしれませんね。
そして2023年。4月より内装仕上げに関わる副資材(糊やパテなど)の値上げが既に発表されていました。
見積りをする際にも表立って見えてこない部分の費用の値上げになりますので、これからの価格調整が非常に悩ましい展開になってきます。
パテは大工さんの下地仕上げのレベルによって使用量も変わってきますし、ボードの切り方でも変わってきます。コーナーの多い家になるとパテの使用量は増えます。
もちろん副資材の値上げという事でコーナーテープも値上げになりますので先程のパテと合わせて出角の多いお宅での施工にかかる費用はかなり大きくなってくることでしょう。
糊も値上げとなると施工費部分の代金をかなり上げていかないといけないのではないかと思います。
現在の物価上昇局面を考えると、職人さんの工事費ももっと上げて欲しいという要望も叶えていかないといけないように思われます。そうなるとこの4月、10月でさらに大幅の値上げが必要と考えられます。
来年には一昨年の壁紙費用の倍くらいまでの水準になっているのではないかと想定されます。
あまりに値上げ値上げのニュースばかりでうんざりするところはありますが、今後の準備・心構えをする上でもの情報提供でした。

