人間も機械化されだした?

いろんなことに共通して言えることですが、物事【0か?1か?】みたいな、2択ですべて決まるという事はありませんが、最近いろんな報道などを見ても「良いか?悪いか?」みたいにどちらかに誘導しようという雰囲気も感じます。

先日も国会で子育て支援の延長でリスキリングにも支援しようという岸田総理の答弁があった際に【育休中「など」さまざまな状況にあっても主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押ししていく】という答弁に対して世間では

  • 子育ての時に学び直しなんてできるわけないだろ!
  • 子育てしてたら勉強する時間なんてない!
  • 子育てしたこと無い人がそんな政策だすんだろ?
  • 育休中の人にリスキリングしろってどーなってんだ?

みたいな声があふれていました。話をちゃんと見たら(聞いたら)分かりますが、まず「育休中など」という部分で育休に限定しておらず、普段の仕事をしている時間以外という事が読み取れます。次に「主体的に学び直しに取り組む方々」とあるので勉強したい人にはという事も分かります。そして「後押ししていく」という事なので強制でも強要でもなくやりたい事をサポートしますという姿勢も見えます。

もちろん伝えたい側にも問題があり、「育休中など」と複数項目があるような言い回しなのに一つの事象しか提示していないので「など」の効果が薄まって、その前のところが強調されており、他の案が提示できないのを自分で考えろよって丸投げしている感があるところにも非難が多くなった点に通じているのだと思います。

「たとえば」などの言い回しをする際にも、全然例えれてないことがあったり、報道でたとえばの部分だけ切り取られ、ある出来事に限定されたことを言っているといった印象操作されたりすることもあるので難しいのかもしれませんがね。

岸田総理を擁護したい訳でも好きなわけでも無いのですが、あまりにも一部だけ見て世間の判断がされて、しかも良いか悪いか議論みたいなのがおきているのが違和感だったので書いてみました。

とはいえ、現場でも最近そういった傾向が出来てきている所で、石膏ボードの張り方でビス間隔は〇〇cm以内と社内ルールでなっているのに現場状況によっては規定外の事をしないといけない場面というのはあります。それを検査に来た人間はルール通りじゃないからダメ!やり直し!と簡単に言って帰りますが、現場サイドではこんな理由で出来ないですよとかいう事あっても「現場管理アプリで」や、現場入退場で連絡しておいた方がいいかも?くらいの微妙な事があっても「アプリの入退場のスタンプ押してくれたらいい」という感じで、管理者に対して電話しても連絡が取れなくアプリ上で0でも1でもない、onでもoffでもない、微妙なニュアンスの事も話が出来なくなってきた風潮があり、どんどんそれが強くなってきた気がします。

内装仕上げ工事でも同様で、最近流行りのマグマジックのような壁紙の上に磁石がつくような下地材をするとパテ処理やその下地材で盛り上がったように仕上がるのに対して、間接照明が来るので下地の凹凸が出ないようにしてくださいという指示だけあったりします。イヤイヤこれ無理ですってとなりますが、ルールだけ決まってその他の基本以外の場面に対するものは決まっていない、いつでもどこでも同じルール一つでは済まないということを考慮していないし対応しないという機械的なことしかできない現場になりつつあります。

もう少し昔の人間的に「こういう場合やこういった事もあるよね」「普通と違うけどこうしよう」といった臨機応変さなんてのも戻ってきたらいいですね。


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投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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