本日、〇ゲツ、〇カラの営業が弊社に来店しまして、新年のあいさつと共にちょっと談笑する時間がありました。
今の流れで今年の値上げは無いよね?と冗談交じりに聞いてはいましたが、メーカーの営業さんたちは口を揃えたように「製造会社が上げると言ったら上がっちゃいます」という返事でした。
内装仕上げ関連メーカーで言えばサンゲツにしろリリカラにしろ商社であり、基本的には自社で製造していない形態ですので、仕入れ元製造会社が値上げする場合にはそのまま受け入れざるを得ない業態ではあります。
先日も、ユニクロなどを経営しているファーストリテイリングが基本給の「最大」4割UP(全体的には1~2割もアップしたらいいくらいの水準を予想していますが)を発表するなど、これまで原材料費の高騰での値上げを言われていた方針から、従業員の給料を上げていくことを前提とした値上げが始まっており、これまでの原材料費UPに伴う値上げから人件費のコストアップによる値上げが顕現化している雰囲気を感じました。
一時期は値上げの要因が「原油価格の高騰により」や「輸送費コストの上昇」ということで原材料費にまつわる事が主として焦点が集まっていました。
今年からは原材料費がどうあれ、賃金動向による費用アップがメインとしての値上げが行われる傾向が見えてきています。
大手のメーカー・商社は早々に物価高騰に合わせた賃上げなどが行われていく傾向がみて取れますが、実際に現場などお客様へ接する立場にいる中小事業側からすると、そこからさらに値上げしていくにはかなりのハードルがあり、なかなか中小企業の従業員へと賃上げしていくにはかなりの難関が続きそうな様相となっています。
これから先は円高だの円安だの、原油高だの原油安だのという部分はあまり関係なく、日銀の目標とする年率2%のインフレの傾向が本格的に見て取れる状況となっております。
このような形であったとしても日銀の政策目標である2%の物価上昇が実現され、さらに賃金上昇が叶ってくると、今後の利上げによる金利上昇なども視野に入ってきます。
金利上昇されるという事は住宅金利などの「お金を借りる」という部分でリスクが高まるという事です。
現金100%で住宅を買える方には問題の無い話ではありますが、大半の方には借り入れして住宅を建てるという事で、金利は大きな問題となってくることでしょう。
3000万で30年ローンを組んだ場合、金利が1%変わると総額で500万程度の金額が金利として加わってきます。っということは同条件で金利3%となってくると1500万くらいの利息を余分に払わないといけない事になります(実際は支払い方などで前後すると思いますが)となると利息は少しでも安い時に、少しでも多く返済をした方がいいことになりますよね。
ちょっと前から流行りのFP(ファイナンシャルプランナー)への相談をしないでもこれくらいの計算はこの時代簡単に出てきます。細かい数字に関してはFPさんへ相談するのもありかもしれませんが、おおまかな数字はご自身で検索しながら人生設計されてみるのもいいかと思いますよ。
これからの物価上昇が生活に直結してきますので、どのように推移するか景気動向も含め注視していく必要性が理想ですね。
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