昨日は忙しくてなかなかニュースのチェックする時間も無かったのですが、今朝起きてビックリするニュースが出ていました。
丸選手のFAでの巨人への移籍に伴い、人的保障として広島へ移籍となっていた長野選手が巨人へトレードとなって帰ってくることとなりました。しかもトレードと言っても無償トレード。つまり巨人としては丸選手も長野選手も引き抜く結果となりました。
プロ野球選手に限らずプロスポーツ選手全般にそうですが、能力主義で実績が残せなければクビになったりする厳しい世界。人気ももちろん必要で、選手としての能力はもちろんとして、加齢とともに落ちた能力を補って余りある付加価値で影響力をもたらしていけるのは、野球ではイチロー選手・サッカーでは三浦知良選手・スキージャンプの葛西紀明選手といったレジェンドと言われる方たちくらいですかね。
そんな中今回の長野選手は、レジェンドたち程の付加価値というのはあったのか疑問ではありますが、広島の発表によると「ドラフトで2度の辞退をするほどの巨人愛を持った選手で、制度上の事で広島に来たけれど現役最後に向けてのところは巨人で迎えさせてあげたい」といったニュアンスの事を言われておりました。
実際今回の無償トレードを巨人側が受け入れない場合は、現状制度の年俸減額幅以上の減俸となる予定だったようで、もしかしたら現役ドラフトにもかけられる対象となっていたかもしれません。
実際広島では外野にはMLBから復帰した秋山選手・FA使わず残留を決めた西川選手・野間選手もおり、2022シーズンに出始めた若手もおり出番も少ないまま残念な現役末期を過ごしていた可能性も高かったようです。
そう考えると、現役引退後も球団関係者やスタッフ・地元テレビ局関連や地元企業などと社会的活動の場を設けることが多いと言われる広島の【恩情】みたいなものが感じ取れます。
来季から監督をされる新井監督やMLBから男気復帰と言われて広島に帰ってきた黒田さんの様に、年俸面以外でも選手の人生としてを考えてくれる球団が広島なのではないでしょうかね?
高額な年俸を貰えて夢のある職業な一方、使い捨てのように選手を入れたり出したりすることの多いプロスポーツ選手ですが、今回の長野選手のように本人の意向・球団の意向・相手球団の意向など総合的に「Win-Win-Win」となれる形の今回のトレードのようなことが増えてくると、スポーツ界にもいい空気が流れてくるのでしょうかね。
とはいえ、巨人の原監督・坂本選手、広島の中村選手の様に【ヤリたいことだけやって、事後処理に無責任】といった対応をする人には厳しい制裁が加わってくることとなるでしょう。(現状原監督と坂本選手には情報拡散の阻止など擁護の対応しかされていないので巨人も無責任な【悪い恩情】しかないのかもしれませんが)
それはさておき今回の広島カープの長野選手への対応は、選手への人権尊重とリスペクトとをした【熱盛】な対応だったのではないでしょうかね。最後に今回の対応に応えたような一花咲かせて欲しいところです。


