政府が現行の保険証に変わるものでマイナンバーカード、訳あって作れない人に対しては新しい証明書を発行するからそれを使ってくれという記事が出ていましたね。
併せて出産すると10万円給付みたいなニュースも見ました。
まず保険証から。個人を識別する上でマイナンバーカードという新しい物を導入するのには賛成です。今後様々なものを統合して簡易的に管理できるようにするにはアリだとは思いますし、行政上いろいろな連携が取れないものも一元管理できるので無駄なコストを掛けないという意味でも良いでしょう。
問題は作らない(作れない)人には「今までの保険証」ではなく「新しい証明書」を発行するという部分。
現場は新しいシステムを導入するために不要な経費を掛けなければならず、発行する側も新しいシステムを組みなおさなければならないし、今までの物を使っても何も問題が起こっていないと思います。
マイナンバーカードを推進したいが為に新たに不要なものまで始めてしまうやり方には疑問を感じます。
ただでさえ民間企業では人材不足が言われている状況で不要な物を導入することによっていらぬ人員を登用して、民間人は振り回されて時間も浪費して頭のキャパシティも取られてブログのネタにさせてもらえて・・・(あれ?最後はメリットだ)
続けて出産に関する10万円の給付。今でさえ出産一時金であったり子育て支援の様なシステム、給食支援なり子育て関連でも沢山の給付であったり支援であったりがあります。
都道府県単位であったり自治体単位であったり教育委員会単位であったり学校単位であったり・・・。
抜本的な改革をして出生率を上げたり子育てしやすい環境をつくったり金銭的に子育てに集中出来たりという方策を進めて行くのであればこんなのどうでしょう?
- 出生時にベーシックインカムの様な形で18歳までは登録マイナンバーカードへの随時支給をする(出生時にマイナンバーカードを申請できない理由を持って生まれてくる子供はいないと思うので)
- 出生時マイナンバーカード申請義務にしていけば、プログラムさえ組んでしまえば監視する人、時々入力する人、システム管理する人以外の人員的ロスが大きく減って、今までの各部署での業務に携わる人が不要になります。(全国で見ればかなりの人数になると思います)
今の政府は、これまでの雇用を維持したままで新しいものを増やして雇用させて、いらぬ出費を発生させて利権を貪っているように映り、「誰かのポジションが不要になる」という政策は取って来てないように思います。(変えちゃったらどこかの有権者からの1票が減っちゃうからね)
しかしある程度オートマチック化してシステムで管理していければ、4630万円給付金誤送金事件の様な被害者が出る可能性も減りますし、いざという時の公金送金はマイナンバーカードの登録紐づけ分で処理できてしまいます。
痛みが伴う人というのは、オートマチック化されたことにより仕事にあぶれた人(優秀な人であれば他部署でも大丈夫ですし、その他部署の中で微妙な人があぶれるだけですね)とマイナンバーカードど申請することが出来ない人(普通にはいないはずなのですが、脱税しているなどあると申請したくないのでは?)に対してが痛みの人です。
その他の人に関しては、おそらくメリットの方が大きくなるはずです。
憲法上の自由と平等の議論が出ると思いますが、学校システムと同じで義務教育という【場】は提供しています。その上で行くか行かないかは【自由】となっています。(義務であれば本来は強制)
その要領で、マイナンバーカード作っている人には支給しますという【場】の提供と、作るか作らないかは【自由】という逃げ道も作ります。
出生してくる子供が義務になっているので、長期で考えれば大人たちは「NO」と言えない状況になってくると思うのですが・・・現行の政治で長期の話は出てこないんでしょうね。
みんながもっと色々考えていけば、こんな行き当たりばったり的な政治は良くなってくんじゃないのかな~💦
※今回の記事はちょこちょこ加筆が必要っぽい気がするので、ここを変えるか次の記事を出すかなんかしようかと思ってます。


