2022/10/25、本日サンゲツのHフロアが発売になりました。住宅でよく使われるタイプのクッションフロアのカタログになります。
内装仕上げのカタログあるあるですが、発売日まで私たち工事店にも届きません。
その為中身を確認できたのは今日が初!!!
まず見た目。表紙側はまぁ普通のカタログだなと思いますが、問題は背表紙!
左側が旧カタログ。右側が新カタログになります。

まーなんと言うか赤がドギツイ!カタログ棚に入れると目立つのは良いけど他のカタログから浮いたように存在感が出ていて悪目立ちといった感じです。
それよりも大きな変更点がありました。
カタログの商品定価設定が変わりました。この写真が旧カタログ。その下が新カタログの価格表示になります。


定価設定としては460円/mの定価値上げ表記となっています。
不思議なのは標準価格として「㎡」の単価を頭に書いていて、普通の販売単位を( )でおまけのように書いてあります。
一般の人がこのカタログを見ると、材料の販売単位は「㎡」ではないの?っと錯覚される事でしょう。一般的なクッションフロアの材料というのは1820mm巾(中には1800巾)の1m単位(実際には10cm単位で出ますが、この後計算するのでm単位にしています)での出荷になりますので、最低出荷は「1.82㎡」という事になります。
カタログにこの「㎡」の記載がある為、お客様からは3.7㎡頂戴!と言われたりすることがあります。
お客様も工務店の方なのでピッタリでは言わないようにしているようですが、1820mm×2000mmの寸法でも3.64㎡(約3.7㎡)、910mm×4000mmでも3.64㎡、1900mm×1900mmで3.61㎡など、形によっても必要な数量が変わってきます。
また、値段の載っている写真を見てもらうと書いてあるのですが、柄を合わせる為の【リピート】というものがあります。
この【リピート】というのは、その寸法毎に同じ柄が来ますよ!という表示になります。
新カタログの表示を見ると【リピート:縦90cm・横90cm】と書いてあります。
先程の1900mm×1900mmの場合ですと、柄合せすると約5mの材料を頼まないと柄が合わない事になります。それにプラスしてタイル柄の割り振りがある為実際は6mの注文となってしまいます。
それと違い1820mm×2000mmの場合はつなぎ目が必要無く、タイル柄の割り振りだけで済みますので、3mの注文となります。
こういった事を見ても「㎡」という表記の違和感がありますよね。
お家のストックでミニドーナツアソートとカントリーマアムがありますが、どちらも買う時に中身1個当たりの単価を書いて( )で一袋の値段が書いてあるという事はありませんでした。
先日目覚まし時計の電池を買いましたが、4本入り電池の価格は書いてありますが、1本辺りの単価は書いてありませんでした。
実際に販売しない単位をメインに記載する事自体が景品表示として誤認させることで、景品表示法上も誤認表記などの問題があるのではないかな?と考えているのですがどうなんですかね?
問題提起はこの辺りにして、新カタログになっても実際の販売価格は2022年10月頭からの値上げ後の金額のままなので、そこら辺はご安心ください。
また、旧カタログの商品についても今後半年~1年程度は製造・出荷される予定ですので新しいカタログ到着までは今までの物を使ってくださいね。
それよりは来月変更予定の【Sフロア】の方が問題で、こちらは変更後、即無くなるという事もあります。店舗用の長尺シートなどが中心として掲載されていますので、商業施設などの大型物件で早めに決まっているものは確保しておかなければ無くなってしまう危険がありますのでご注意ください。
新カタログの動画をいつものように作りたいのですが、少々仕様変更しようと思ってまして、編集作業をこれからしますが今までと違う形になるのでちょっと時間がかかりそうです。
出来ましたらUPしますのでまた見てくださいね。
coming soon


