最近北朝鮮からのミサイルが頻繁に飛んできますが、大体の場合がニュース速報で流れて少ししたらEEZ(排他的経済水域)の外で着弾した模様となりますが、今朝は違って日本に直接被害が出る危険があるという事でJアラートが出ました。
時系列としては
- 7:30頃 Jアラート発令・警戒注意報道
- 7:45頃 日本上空を通過報道
- 8:00頃 EEZ外の太平洋に着水
といった感じでした。
でも後からの報道によると
- 7:22頃 発射
- 7:29頃 日本上空を通過
- 7:44頃 着水
という結果でした。
今回は通過だったのでビックリ・ドキドキしたで済みましたけども、これが着弾していたとしたら、着弾後にJアラートが来たという時系列になります。
緊急地震速報だったら揺れたあとに速報が来る感じですよね。
この時間で届くようなシステムであれば不要な不安を与えてしまうだけであり、しないほうが良いのでは?という状況です。
しかも、Jアラートが出たところで核シェルターを持っている人も少なく、頑強な建物にいきなり避難と言われても難しいですよね?
今の速報じゃ着弾後に避難するという無駄避難になってしまいます。
こんなシステムじゃ、「わが国の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威にも対応できない社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できない!」といった政府の決まり文句をモジって言えちゃいます。
撃たれてから発表して〇〇する!といった対応法自体無理があると思います。ロシア対ウクライナの戦争ですら始まる前は、「ロシアがそこまでしないでしょう?」という意見が大半でしたが、攻撃してきて一時期かなり圧されはしましたが、対症療法的にここに来たらこうしよう!と反撃に出ていました。
台湾についても軍事演習でミサイル撃つかも?と事前に分かっていた時に関しては漁の出航を控えるようにと案内できましたが、いきなり撃ってきたら対応できないのでは無いかと思います。
限られた予算内で回していくには準備は必要だけれども、事後でしか対応できないようなシステムにお金をかけずに、対症療法的に対応できる体制づくりをして行けたらいいんでしょうね。
子供の防犯に関しても同じことが言えて、いつ何が起こるか身構えて守れれば護身術などいろいろ意味はありますが、咄嗟に事件が起こると対応できません。
日頃から大声出して人を呼べる練習をしておくのが一番の防犯になるでしょうね。
とはいえ、毎日「オオカミが出たぞ~!」っと言い続けて相手にされなくなるということもありますから、あくまでも練習は大きな声が出せるだけで良いんでしょうけど。
そして周りの人が一番気にしてもらえる掛け声が「火事だ~!火事だ~!」だそうです。スリでもチカンでも刺されたでも、何か起これば火事だ~!と言えば周りが気にしてくれるそうです。
結局これも対症療法的になるので、事前対策と言えば何かあった時にこう動く!と決めておく準備くらいしかできないのでしょうね。


