日本政府、財務省が24年ぶりとなる円安に伴うドル売り・円買いの為替介入をしたという発表があり、あっという間に5円程度円高に振れるという場面がありました。
先日144円80銭くらいの段階でレートチェックという為替介入の準備段階の手続きがあったので、そろそろ一回やってくるのではないかな?ということは思っていましたが、本日朝方のアメリカの利上げの発表、昼の日銀の今まで通りの金融緩和継続という日米金利差拡大によるドル買いが積み重なり1ドル145円90銭くらいまで上がった段階での為替介入ということでした。
すぐに143円まで戻したところから再度140円台へ、切り返してまた142円程度とかな~り荒い値動きしていて値幅いっぱいに全部取れたらすごく儲かるとこですが、そんなにピンポイントで読み切るのは私には無理なので、値動き荒い時は落ち切ったかな~?で買って、戻しきったかな~?で決済くらいしかしていません。
方向性としては円安に進むというところで変わっていませんが、今回の政府の介入によって146円に近づいたところでまた介入入るのでは?という警戒感が出てしばらくはこのあたりまでの値動きでという事が続くでしょう。
日本政府に残された外貨準備は約1兆数千億ドルと言われています。なので上限が決まっているので全部吐き出すわけにもいかないでしょうから、次に146円に近付いても政府介入ではなく投機筋の売り注文で下って、ストップロス付けながらまた下げて、そして上げての繰り返しをしながらそこの間のレンジだな~っと思った頃にドルの買い仕掛けをして再度上を目指し始めるといった展開ではないでしょうか。
日本政府の次の介入する機会は、もう少し上の150円付近まではないのかな?と予想していますし、期間やその他の要因によっては当面介入はないかなと思います。それでも意地になって今日の水準での為替介入を続けるようだと以前のスイスフランとユーロみたいに枷を外した瞬間とんでもなく一方に振れてしまう事もあり得ますのでそこまでにはしないと思います。
そんなとこもあって日本政府は投機筋やヘッジファンドのおもちゃにされたように振り回され政府の外貨準備分の資金を利益として吸い上げていくのではないかな~?っと思っています。私もそこにうまく乗っかって利益をコソコソっともらえないかな~っと考えていますが、上手くいくでしょうか・・・。
日銀の黒田総裁の今日の会見では今後2,3年は利上げすることはないだろうと言われていました。総裁任期があと1年切っている状況なので後任の総裁によっては方針変更という事もあるかもしれませんが、一度決まった方向性を180°転換するのも容易ではないでしょうからしばらくは維持される物でしょう。
海外の中央銀行はこぞって利上げ、利上げと動いていますので、金利差拡大から政府がどう頑張っても円安は変わらないと思います。
それぞれ各個々人がこの状況でどう稼ぐか、どう貯めるか、どう支出を減らすか、など資産を守っていく方策を考えていかないといけない時期になっています。
住宅市場としては円安方向に進まれると原材料・部品・製品の値上げによって新築着工数が減るなど負の要素も大きいですが、日銀が利上げをまだしないという事で住宅ローンを組むなら今のうち!という状況は今後も続くようです。
金利が上がるとどんなに辛いのか?という事をまとめた記事をまた出しますが、以前障りを書いた記事を添付しておきます。金利についてまとめた記事が出来ましたらそちらをご覧いただきたいのですが、大きな買い物をするのであれば製品が値上げされても金利が安い方が実質得という事もあります。
っということで、資金が厳しいという方も増えているとは思いますが、余裕のある方はFXで稼ぐことも今後1か月程度はしやすいのではないか?!と予測していますので、チャレンジして見られるのもどうでしょうか。


