家を買うなら金利が安いうちに!

史上類を見ないほどの低金利と言われて久しいですが、世界各地では金利上昇が続いており、遠くない将来日本でも金利上昇するだろうと言われています。

実際徐々にではありますが銀行からの借り入れ金利は上昇しています。

住宅会社の売り文句として「8万円の家賃を払うなら月々8万円の住宅ローンなら持ち家が良いですよ」といった売り方をしてくると思います。月々8万円の住宅ローンならいくらくらいの家が買えるのか?どのくらいメリットデメリットがあるのか考えてみましょう。

ボーナス払いなしの月々8万円の住宅ローンといったらどのくらいの家が買えるのでしょうか?

8万×12か月×30年とすると2880万になります。

全期間固定金利ですと、現状の最安でも約1.2%程度になります。

この条件で考えると2400万の借り入れをして元利均等払いでほぼ8万円の支払いをすると2860万の支払いとなります。(借り入れに対して金利で余分に払うものが480万にもなってしまいますね)

現実的には普段使っているような銀行ですと年利2%程度になってしまうと思います。その場合は2150万の借り入れで同条件で2860万の支払いとなります。(支払う金利分が710万と借り入れの1/3が金利で上乗せになってしまいます)

昨日発表されたアメリカの固定金利に至っては5.2%付近と日本よりかなり高金利になっていますが、この場合ですと1450万程度の借り入れしか出来ません。(金利部分が1400万くらいと半分金利を支払わなければなりません。

インデックス投資などで長期間での投資だと複利で利益が出るというのに反対として借入金利の複利で金利が高いとかなり大きく損してしまいます。

現実問題として住宅を買おうと思うと3000万以上する場合がほとんどでしょう。先程の最低水準の1.2%で3000万を借り入れできた場合月々約10万円の支払いで利息分が約580万となります。繰り上げ返済であったりボーナス払い、頭金を多めに出すなど借入金額を少しでも減らさないと大きく損してしまいます。

冒頭で書いたように今後金利が上がってくる時に1%上昇すると利息が約倍になってしまいますので、金利は安い時に借り入れする方が絶対的に得になります。

現在は政府による住宅ローン控除(減税)も0.7%程度が13年間で約273万の控除があったりします。(借り入れ方法や年収、払込期間などによって金額が変動しますのでそちらはお調べください)

今後の不透明感は強いですが金利が今以上に下がる事は考えにくいです。

支払える金額が決まっている状況でしたら前半で書きました借り入れ金額によって買える住宅が大幅に変わってくることが分かると思います。

金利が安いうちに動いた方が高い住宅が買えますし、同じ安い住宅を買う場合でも金利が安いうちの方がお得になります。

老後2000万円問題が騒がれて久しいですが、一時0なのでは?といわれた時期もありましたが、現在では3000万問題になったとさえ言われています。

寿命が延びてしまった現在としては若いうちに持つ借金は少ないに越したことはありませんし、金利も安いうちに借りてしまった方がお得になります。

老後に向けて少しでも多くのお金を残していけるように長期的な金利も含めて住宅を考えて購入した方が良い事がご理解いただけたかと思います。

現金一括で買える場合は購入金額ー(購入金額+利息ー減税)=だけ得すると理解した上で住宅購入を考えましょう。

本来はここから更に家庭に何かあったことを想定してリセールバリューなども考えて購入できたらなお良いです。身近にも離婚して住宅が必要なくなったけど売れもしないと悩んでいる友人は沢山います。

この他にも長期間住む住宅となると水回りのリフォームであったり、災害での修繕、外壁の補修やコーキングのやり替えなど追加支出もある事をご理解ください。

Xserverドメイン

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

コメントを残す

%d