日本人の真面目さ・勤勉さ・従順さなどが昔からいろいろなメディアで取り上げられていますが、このコロナ禍でも日本人のそういった特性のようなものは際立っています。
コロナワクチンの全体の接種率は世界的に見ても高く、1回目で82%・2回目81%・3回目ですら63%程度に上っています。強制で全員接種というやり方をしていないでこの水準はかなりの高水準なのでしょう。

マスクの着用に関しても世界では「ノーマスク」という流れになっている時ですらマスクをちゃんと着け、夏になって熱中症があるから人と接近する時・不特定多数の人が出入りする場に行くとき以外は外しましょうと言っても外さずに律儀につけているような国民性です。
コロナウィルスの変異と共にワクチンの有用性も疑われるようになり接種率が下がってきたのかな?という部分も見受けられますが、マスク自体もこれだけみんな着用していてホントに有用だったの?っということになっています。
世間で報じられているように日本の週間感染者数が世界で1番になりました。2週続けてです。
確かに子供たちは夏休みとなり、抑制する大人がいない状況で出歩いたり、夏休み最初の連休の時にも書きましたがお出かけする家庭が多かったこともあるでしょう。
これまで規制で大人しくしていたところにマスク外していいよということもあって緊張感のたるみが出てきたということもあるでしょう。
緊急事態宣言のような強制的な抑制策もしばらく出ていないので、感染者が増加していてもこれくらいだったらいいんじゃない?という気持ちもあるでしょう。
ニュースでコロナ関連・医療関連の報道時間も大幅に減っているので、あまり見ない人にとっては危機感を周知する機会も少ないくなっていることでしょう。
世界では早いうちから抑制策の緩和をしていたので危険回避の距離感・感染経験からの対処法というものが身についている人が多くおり、日本人はそういったところに今たどり着いたという段階で距離感を測りだすのはこれからになるのでしょうね。
マスクをしてもワクチン打ってもなる時はなります。外していても打たなくてもならないときはなりません。
これから先現在の感染症法上の指定感染症2類という分類から5類に変更になると言われています。5類というのはインフルエンザと同じ扱いになる予定です。
とはいえ国民側・感染者側からすると特段の変更点があるわけではなく、感染者が増えれば学級閉鎖にしましょうなどと決断する機関が国や都道府県から出るわけではなく、各教育委員会などになったり、会社での蔓延防止対策に変わるという程度で、負担軽減になるのは自治体や保健所などでしょう。
現在の検査や治療などにかかる費用も2類ですと【全額公費負担】ということになっていますが、5類になると原則【自己負担】となってしまいます。自己負担といっても社会保険がある為3割負担ではありますが、負担増加になり負担軽減になるのは国の財政の部分でしょう。
患者の感染者の把握も各病院からの報告だけでよくなり、行動制限の確認作業などもしなくてよくなるという部分で保健所の負担軽減にはなります。
国民側の2類から5類の変更点で良いのは「絶対外出しちゃダメ!人に会っちゃダメ!」っと言われているものが、病院から「うつすから人に合わないようにしてくださいね。仕事は休んでくださいね。」と言われる程度まで制限されなくなる程度です。
つまり、議論があちこちでされていますけど、実生活する側からするとどちらでもあんまり変わんないよね~?お金が出ない分だけ困るんじゃない?ってとこです。
おそらく5類に変更になると、ウィルスとの付き合い方の距離感に慣れていない日本人はこれからも世界No.1を続けていく事になるのでしょうね。
っとはいえ人口比率で言えば11位の1.7%程度ですのでもっと人口の多い国には抜いていってもらいたいもんです。

