先日、新規のお客様(工務店)を紹介してもらったので、値決めなどを含めて事務所にお伺いして打合せをしてきました。
紹介してもらった業者さんからは工程には注意が必要だと教えられてはいたのですが、打合せの中では十分な工期を見てもらえるとの事なので、あとは現場をこなしてみての話になりそうです。
単価についても現状の値上げペースを理解してもらっているようで、10月の値上げも含めてm単価で利益を見込めるだけの金額で打合せできました。
一番の問題点はここから。
「現場のゴミは出した業者の責任で持って帰ってね!」
結果を先に書くと工務店の産廃業者に処理してもらう事となったのですが、工務店の方で周知していないといけないところが理解されていませんでした。
建設現場で出るゴミは【建設廃棄物】となり【元請会社】の責任であるという法律部分の解釈をされていない事です。
手直し工事などで少量のゴミを持って帰らなければならない場面はありますので、それの拡大解釈をしているようでしたが、廃棄物処理法上でも1㎥以下の小運搬は下請負人に自ら運搬を認める「少量の一定の廃棄物」として認められてはいますが、通常の一般建設物において発生するごみはこの規定の程ではありませんので、私どもが勝手に持って帰るわけにはいきません。
現在までも、大工さんの出るゴミのみを産廃業者に頼んでいて、電気・設備・左官・タイル・クロス・キッチンなどのゴミはすべて持ち帰っていたそうです。
今回の話で全業種のゴミは一括で現場で処分する方針に変更するようですが、これまでどこの業者もこういった話をすることが無かったんでしょうかね?
建設廃棄物の処分に関する法律は10年以上前の改正になるんで、知らなかったり言われなかったりは無いと思うのですがね・・・。


