皆様の地域大雨の被害無く無事に過ごせているでしょうか?
今週いっぱいは引き続き警戒しておかないような予報となっていますので、ご注意ください。
そして、今回浸水など被害にあわれた方へお見舞い申し上げるとともに、復旧工事を始める前にしておいた方が良い事を書いてみたいと思います。
各種住宅関連保険に入られている家庭が多いと思いますが、災害の程度を正確に把握しておくために被害の状況を写真に撮っておくことが第1に必要です。
持ち家の方などは、愛着のある我が家が被害を受けているという事で写真にとる作業も精神的に大きな負担となりますが、復旧するときに受けられるかもしれない支援を受けれなくなると経済的負担も増える可能性がある為、ひとまず記録を残す事をしておいてください。
まずは公的支援制度ですが、内閣府の防災情報ページに詳しく載っていますのでリンクを貼り付けておきます。
被災の程度によって受けれる支援が違いますし、所得などによっても支援の幅が違ったりしますが、一度目を通しておいた方が良いでしょう。
そして、もう住めないと言う程の被災をされた方でローン残高が大きく残ってるのにどうするの?っという方に被災住宅ローン減免制度という物があります。
返済義務が無くなるわけではありませんが、ある程度の資産を残した状態で自己破産みたいな事が出来ます。自己破産と違う点が、金融機関の信用情報に影響しない事、新たな借り入れも可能、などがあります。
やむを得ない場合は使ってみる考慮が必要です。
各自治体での独自支援策を講じられている場合もありますので、ご自身のお住いの自治体の住民課に聞いてみられると良いでしょう。
住宅は住めるけれども、いつも使っている生活道路が使えなくなってしまったという場合もまずは、自治体の建設課へ問い合わせしてみてください。地域全体の水害となってしまっている場合はなかなか対応できないかもしれませんが、比較的周囲に影響がない状態ですと早期に対応してもらえる事があります。
国道などの場合は国土交通省へ問い合わせしてみるという手もあります。
さて、ちょっと床下浸水という程度で済んだ場合ですが、床下にいつまでも水分が残った状態ですとカビの原因になってきます。災害が落ち着いたらまずは床下の排水や土砂の撤去を優先して行いましょう。空気の出口入口を作ってあげて業務用の大きい扇風機を使って早めに乾かしてあげる方が良いです。
ちょっと床上浸水という場合も同様で、早めに水分を外に出してあげるという事が優先になってきます。床の水分を出してあげても、巾木の間から表面張力によって壁に水分が上がってくるという事も良くあります。
諦めて壁紙を貼り替えるという事でしたら早めに剥がしておいた方が石膏ボードが乾きが早いです。もう少し費用が掛かっても仕方がないと決断できる場合は巾木も外しておいた方が良いでしょう。
フローリングやクッションフロアなどの床材の下にも水分が回っていることも良くありますので、普段からお付き合いのある建設会社や内装屋さんにどうしたらいいですか?と相談してみる方が早めに復旧、二次災害(カビなど)の被害を低減できるのではないかと思います。
そして災害の時はかなりの業者は金銭的に協力的に動いてくれる場合が多いです。(私の周りはですけど)困った時はお互い様という対応をしてくれる相手を探すのは大変かもしれませんが、くれぐれも詐欺のような金額を出してくる業者にはご注意ください。
大変な時ではありますが、みんなで乗り切っていくようにしましょう。


