デジタルプリントを利用したオリジナルの壁紙を作れることをみなさんご存知でしょうか?サンゲツなどの壁紙メーカーもカタログ内に記載してあり、完全に受注生産品となります。価格は高価にはなりますが、自身の想いに合わせた壁紙を作ることが出来ます。

今回は私の友人が副業の一環としてこのデジタルプリントの壁紙を作ることを企画しているそうです。
普段から一緒に飲む機会があり、私の仕事についても話すことがあるのでそこで興味を持ったそうです。聞いた限りなので金額などに誤差はあるかもしれませんが、採算性など本人にも話した事を再度ブログを書いて検討してみたいと思います。
友人はデザインやイラストなどの編集ソフトはバリバリに使える人で、プリント設備と販売相手が居さえすれば準備OKとの事。計画としては、自身でデザインしたものと、顧客からの依頼のデザインの編集したものを販売していきたいそうです。
自身でデザインする部分に関してはストック型ビジネスとしてデザイン数を増やせば増やしただけ可能性があるとは思います。もし人気が出さえすればデザインを収益化していく事もあるでしょう。
問題は販売相手。ブログ・動画投稿・SNSなど一切しておらず、内装工事業に就いている私が販売の一端を担って欲しいとの事でした。順次ネット上に販売ルートを作っていくとは言ってましたが、宣伝活動がいち工事業者のみというのは非常に難しいと思います。
もう一つの問題点が初期費用。プリンターの購入費(リース?)などの費用が300万程度と未知の分野にチャレンジするには初期投資が掛かりすぎる事。「壁紙メーカーが1万/m程度で販売していることを考えると300m売れたらとりあえずチャラ、同じ価格じゃ後発は同値じゃ無理だから半額にしても600mでしょ?売れるでしょ」っと超楽観的。
日本の新築着工件数は80万件以上あり、1件辺り10m(壁1面)でも使ってもらえたら800万m売れるよね?1%程度しかシェア無くても8万mっと安易な計算をしておられました。
私が今まで20年勤める中でデジタルプリントの壁紙を引き合いになった機会自体が数えるほどしかない事を伝えても、まったく耳に入っていないようで失敗してみないとわからないのかな・・・っと。成功してくれたら万々歳ですがね。
思い出の写真であったり、子供の成長を写真から壁紙にするなど需要自体は若干あるとは思います。
40代のうちにチャレンジするというのも否定はしたくないです。
しかし、市場環境とシェア、自身の発信力などを考慮してもう少し採算性を考えて欲しいなと思った一件でした。
あなたのサイトのURL、そろそろスリムにしませんか?

