昨日のニュースで添乗員付き、マスク付きという条件付きではありますが、外国人観光客の訪日を許可といったニュースが流れていました。海外では日本旅行のツアーを組むとあっという間に完売してしまうほど、人気になっているそうです。
旅行費用も物価上昇などの影響で4割程度上がっているそうです。
日本に住んでいる日本人の感覚としては4割アップが高い~!となるところですが、海外からいらっしゃる外国人から見るとどうでしょう?
ドル生活圏に住まれている方からするとコロナ前の水準で1ドル=108円程度でした。現在(6月8日AM9:00)132.85円付近。
旅行プランが100万円だったものが4割アップで140万円になってしまってもドル生活の方からすると9300$から10500$と1割程度の値上りにしかなっていません。
豪ドルもコロナ前80円前後が現在96円ちょっと。
ユーロもコロナ前123円程度が現在142円ちょっと。
お隣韓国のウォンもコロナ前0.09円ちょっとが現在0.105円付近。
ちなみにウクライナとの戦争で世界各地と取引をしてもらえなくなり紙切れになると言ってた人がいるロシアのルーブルですが、コロナ前1.5円付近から開戦時0.8円まで行きましたが現在では2円付近と円安過ぎになりました。

世界各地でも物価上昇は進んでおり、日本人が日本で高いと思っている感覚が、それぞれ世界の自身の住んでいる地域では高い!となりますが、全体的に円の価値が下がっており、割安感は相当高いのだと思います。
昔円高の際には、日本から韓国への旅行は安いから、東南アジアは安いから、と言っていた現象の逆転が起こっていることでしょう。
元々日本自体が、食事はおいしい・綺麗・安全・安定してる・物が安い、などといった要素から観光需要が高かったものに+αとして「円」が安いが加わるのでしょう。
これを見るとほんとに日本の物が安いんだな~というのが良くわかりました。
政府の思惑通り外国人をどんどん入ってお金を落としてもらえる情勢はできました。あとはコロナ対策をどこまで緩和していくかという国民との対話のフェーズにいます。
東京オリンピックの選手村のお弁当でも普通に街で買ったら1000円しないものを2000円近くで売って、おいしいね!安いね!と言ってくれる外国人がいます。
外国人がたくさん来てくれると高くても良いものは買ってくれるので、相対的に物価上昇に拍車がかかる可能性があります。その分所得も上昇しやすい環境が出来てくるでしょう。
これから人口も減り続け、物を売る人がいなくなってくる部分を外国人で補う形にしていこうというようなので、乗っかる形でこれからのライフプランを考えてみた方が道がありそうですね。
私のブログも外国人向け日本の観光案内として英語で書ければいいんだけどな。(英語ができません)できる人は今から準備してみられるのもいいと思いますよ。

