こんばんは。クロスです。
今日はいろいろなお客様とお話をした中で、こちらが値上げの案内をしている時に、他業者・他業種などの値上げ情報の確認などもしていたので、その時のお話を書きたいと思います。
まずは私の直接関係ある内装仕上げ業者の話を。
私が4月から値段上がりますよっと事前に案内はしていたので、他業者に確認を取っていただいたのですが、その業者のうち1社は値上げはしないでやります、もう1社は値上げするらしいけどまったく内容把握していないといった返事だったようです。
この聞いたお客様のところは前回の値上げ時点でちょっと高めに値上げ対応をしていただいているので、今回の値上げ幅をカバーできないわけではないのですが、とはいえ今回の値上げ分をカバーできるだけで今後の工賃の上昇や燃料価格の上昇に伴う現調の頻度や管理は難しくなるので、私としては一段の値上げを依頼したいお客様でした。
競合他社が値上げの対応をしないとなると、私のところは
- 値上げ対応しないで現状維持
- 値上げ対応してもらい継続取引
- 利益が出なくなる時点で取引終了
っといった対応になるのかなと考えています。
これに合わせてメーカーにも確認を取っているのですが、大手の住宅メーカーにおいては未だに本社同士の値上げ交渉が続いており、今回の値上げ分はまだ上げれないといった対応に決まっている会社があるそうです。
私の会社も大手住宅メーカーの仕事もありますが、地場工務店の仕事もある為、大手のみの優遇対応は辞めて欲しいの!裏工作して大手の発注のふりして地場工務店の発注しても良い?っとネタバラシした上での交渉してみたりもしてみました。
もちろん却下されましたが、業界全体で値上げをしていこうと思うのであれば、大手から値上げを進めていかないとなかなか難しいと思うんですけどね。

次に住宅設備器機の販売をしている方とお話したのですが、こちらも値上げは決まってはいるけど、すぐに価格が上下しすぎて値段が決められない、当面は現行価格のまま対応していくといった事を言われていました。
こちらも価格転嫁が追いついていないようで、以前消費者物価指数や企業物価指数の記事を出した時と変わらず、企業側の努力を超えた範囲で値上げ分の負担が続いている状態で、建設業の企業倒産件数が若干上昇傾向に向きだした状況を踏まえても、今後値上げ部分の価格転嫁ができない企業の倒産がどんどん増えてくるものと思われます。
メーカーサイドの価格変更は致し方無い部分がありますが、変動相場制のような販売の仕方をするにしても早期の価格提示など企業側にわかりやすい仕組みに変更していかないと今後の建設業界全体がよくない方向に向かっているのではないかと思いました。
値上げまで一ヵ月を切った状況ですが、今後も変化やお知らせなどありましたら、記事にしますのでよろしくお願いします。

