◆遅くはなりましたが北京オリンピックスピードスケートの高木美帆選手。まずは1000mの金メダル、500m、1500m、パシュートの銀メダルおめでとうございます!
平昌大会と併せてこれで7個目のメダルで日本女子歴代最多個数だそうです。
2010年バンクーバー大会に15歳で出場して以来常に一線で戦い続ける姿にとても感動です。
◆このバンクーバー後に高校進学されたのですが、通常高校生くらいになるとスピードスケートの場合は短距離・中距離・長距離と専門分野を作るようにそれぞれ分かれていくそうです。スペシャリスト育成計画みたいな感じですか?
野球やサッカーであれば各ポジションが決まってくるようなもんですかね?
しかし高木美帆選手はこの高校時代から距離などを考えず、すべての種目に全力投球で競技に取り組む姿勢が凄かったそうです。ずーっとオールラウンダーだったそうで。
普通はどれかの種目、どれかの大会と勝てる大会を絞りながら戦っていく事が多いと思いますが、彼女は出れるものすべてに出続けたそうです。
その為か、通常の選手が年間20レース程度しているところを、彼女は50レース以上こなし続けたそうで、この頃から今のような状況を見据えたいくらでも戦える体力・戦闘力の土台を身に付けていったのではないでしょうか。
そしてその努力が結実して今回の北京オリンピックのような活躍になったと。そう思います。
◆そこで思うのが、もちろん日頃からの一心不乱に努力することは大前提ではありますが、既存の固定観念に捕らわれず、ある分野・ある競技・ある種目に決めたりせず、いろいろな部分に目を向け、そこに向けた努力の積み重ねができる事こそ一番の才能であり、単体のスペシャリストではなく、オールラウンダーのスペシャリストになれたところではないでしょうか。
そう考えると、男子スノーボードハーフパイプの平野歩夢選手はスケートボードと両立していたり、男子モーグルの堀島行真選手は体操やったりフィギュアやってみたりパルクールやってみたりといろいろな部分で自身の力を付ける為にやっていましたし、原大智選手は競輪やっていたりと自身の向かう先を見据えて多方面に目を向け挑戦している人が増えている印象が大きいですね。
両立で一番世界の注目を集めていると言えば野球の大谷翔平選手もそうです。
本来野球では投手・野手と学生時代から分業して適正ポジションでのスペシャリスト育成の教育が一般的として構築されていますが、彼の場合は既存の概念に捕らわれず、真摯に野球と向き合い、自身の持てる力を最大限に野球に向けれていることで現在の成功があると思います。世間で言われている野手が良い・投手が良い論争をすべてぶっ飛ばすくらいの活躍されてますもんね・・・。
◆私の経験してきた日本の教育では、既成概念に縛られた君にはこれがいいんじゃないか?こうしたらいいんじゃないか?といったある一方向への誘導のような、選択肢を狭める教育が一般的になっていたのではないかと思います。
もちろんその住んでいる環境、周りの指導者、両親の教育方針・経済状況など様々な要素が絡み合っての事なので一概には言えませんが、自身に限界を設けず、その時々で出来る事を精一杯やってみることから始めるといいのではないかな。
今の若い人たちにこういったいろいろな選択肢を持たせられるオールラウンド教育が増えてくれば、まだまだ未来は明るいのではないかと感じられる今回の記事でした。
私自身もあれ無理、これ無理っていろいろ思っていましたが、もっと限界までチャレンジする姿勢はこれから持って行きたいと思います!努力は必ず報われるとは言いませんが、努力しないと何も始まらない!
◆あとがき
女子カーリングのロコ・ソラーレの方々、決勝進出おめでとうございます!
途中3点取られて1点差になったところでヤバイかなと思っていましたが、最後まで集中して絶妙なショットの連続で見ていて楽しかったです。
決勝もあの笑顔と笑い声がたくさん聞ける試合が見たいですね。余談ですが、笑顔が一番良いのは吉田智那美選手ですが、私の好みは吉田夕梨花選手が一押しです。一番人気は藤澤五月選手ですかね?鈴木夕湖選手は・・・ゴメンナサイ、ストーン投げた後の顔がソフトバンクホークスの内川聖一選手に見えてしまって・・・・
オリンピックも残りわずか。パラリンピックも見ますけど、基礎知識が不足しているので楽しみきれるかな?
ではまた。
