先日から、アメリカ政府が主導で各国の石油備蓄を放出して、ガソリンなどの石油関係の値上げに一定の歯止めをかけるニュースが流れていて、本日日本政府も発表があったところです。
実際のところガソリン価格は最近は高止まりしている感はあるのですが、今回の備蓄放出によって各生産品に影響が出るのか出ないのか考えたいと思います。
今回の発表によっておそらくガソリン価格はある程度安定するため、前回の値上げ時に言われていた『運送コストの増』の部分は値上げの理由となりにくいのではないかと思います。しかし産油国が増産をしない方向性を保てばどのみち原油高が続くため値上りの恐れもありますし、コロナからの復興需要がどこまで続くかも要警戒。
続いて製造コスト。こちらに関しては今回の備蓄放出がどの程度影響出るのか正直分りませんが、製造にかかるナフサなどの製品も原油由来の製品だと思いますので、そこに関しては価格を抑える効果があるのかなと思います。
続いて人件費。こちらは食料品などを見ても値上がりの傾向が強く、価格が落ち着く見込みもたっていません。現状の賃金のままでは生活が立ち行かなくなってくる可能性が出てくるので、労働組合などを通じて賃上げの方向に向かってくると思います。その為企業側も利益を確保するために値上げの方向へ向かうのではないかと考えます。
現在、概ねすべての製品が値上げ傾向にあり、日本経済全体としての物価上昇である為今後は政府の考えているところの所得倍増を現実的に叶えていかないと貧困層がバタバタ倒れていってしまう事態も想定できます。
そうなると運送部分の人件費も上がるので必然的に値上げの道になってきますね。
現在、コロナ禍からの経済回復で原油が高止まりと言われていますが、現状まだ働いていない休業者がロサンゼルスの港で船が大量に停泊している状況のニュースを見る限り、本格的な復興は今からであり、原油備蓄を放出したところで追いつかない事態になるのかなと思います。
そんなわけでおそらく今後数か月以内に内装材の値上げは再度行われるものとみていますが、先日追加値上げの記事出して以来続報がまだ入っていません。また新たな情報が入りましたらお伝えしますので、よろしくお願いします。
あとがき
いろいろ値上げの記事みましたが、カニも値上げが止まらないみたいですね・・・食べたくなったので、のっけてみました。
値上げあるといろいろ利益に反映しない仕事が増えて困るんですがね・・・
もっと利益上がるほどの値上げをできる環境はいつ来るのでしょう?
ではまた。