昔の「貧困」って、今とは意味合いが全然違ったよなぁと思うことがあります。
明日食べるものにも困るとか、
「給料日まで◯円でどうやって生きる?」みたいな話。
こういう話、今の若い世代から聞くことって、ほとんど無くないですか?
もちろん、
・金融リテラシーが上がった
・最低賃金が上がっている
・給料日前の資金管理が昔より上手
といった要素もあるでしょう。
ただ、それ以上に「そもそもの生活水準が違う」という点が大きい気がします。
昔の底辺と、今の底辺は別物
象徴的なのが賃貸住宅の話。
昔は
「風呂・トイレ共同」
なんて部屋、普通にありましたし、実際に住んでいる人も珍しくありませんでした。
今の時代で、
「風呂もトイレも無い賃貸じゃないと入れない」
なんて話、聞きます?
大学進学のために自分で働いて学費を稼いでいるような子ですら、
- 部屋は狭い
- セキュリティは甘め
- でも風呂・トイレは付いている
これが「現代の一番下の生活水準」じゃないでしょうか。
昔なら「起こり得た底辺」が、
今の日本ではかなり消え去っているように見えます。
貧富の差はある。でも“底”が上がっている
よく
「貧富の格差が広がっている」
「貧困が深刻化している」
という言葉を聞きます。
確かに格差自体は存在していますし、
上を見るととんでもない世界があるのも事実です。
ただ一方で、
貧困の“底”そのものが全体的に底上げされている
という側面も無視できないと思います。
昔なら声すら届かなかった層の話が、
ネット環境の普及によって可視化されるようになった。
それによって
「貧困が増えた」ように見えている部分も、正直あるんじゃないでしょうか。
ネットが作った「稼げる環境」
もう一つ大きいのが、
ネットを使って稼げる環境が整ったこと。
YouTube、SNS、ブログ、せどり、スキル販売…。
良し悪しは別として、
「雇われて働く」以外の選択肢が、
昔とは比べものにならないほど増えました。
正直に言えば、
私はまだ「楽に稼げる側」には行けていません。
本気で仕事をそちらに振れば、
なんとかなる可能性はあるのかもしれませんが、
今の収入水準に到達するまでには相当な時間がかかるのも事実。
だから簡単に全振りはできない、という現実もあります。
それでも、
「選択肢がある」というだけで、
昔の世代よりはるかに恵まれているのは間違いありません。
これからも底上げは続くのか?
これから先、
生活水準の底上げはまだまだ進むんでしょうか。
政治の世界でも、
ネット世代・下の世代の声が無視できなくなってきています。
最低限の生活環境、
最低限の情報、
最低限の稼ぐ手段。
これらが当たり前に揃う時代は、
もう後戻りしないのかもしれません。
「昔より大変になった」と感じる部分もありますが、
少なくとも
“生きるだけで精一杯”な貧困
は、確実に減ってきている。
そんなことを、ふと感じた今日この頃です。