施工不良に工賃請求された

内装仕上げ工事の多くは「職人さんが直接請け負って自身で施工」するという場合よりも【内装工事店が請け負って一人親方の職人さんへ依頼して施工する】という形態が多くあります。

私たちはお客様からのどのように仕上げたいか、どのような商品を貼るかの声を汲み取ると共に材料の手配、職人さんの手配・指示、アフターフォローなどを担っています。

もちろん私たちの指示のミスであったり、材料の手配の手違いなどで不具合が起こる事もありますし、職人さんもやはり多少のミスがある事は十二分に考えられる事なのですが、多少のミスに関しては私たちがアフターフォローとしてサポートすることはあります。

しかし今回は、ジョイントが重なり合っている部分があったり、下地のパテ処理の不具合があったり、コーキングの忘れが多数あったりと明らかに【施工が悪い!】と言える状況でした。

ちょうど多数の現場が重なり合う工程となってしまっており、普段の専属と言えるいつも私の仕事をしてくれている一人親方ではなく、いろんな会社を出入りしている所謂フリーと言える立場で仕事を受けている職人さんに依頼していた事も原因ではありますが、その人に依頼したのは私ですので責任は私ですね。

とはいえあまりにも悪いので「現場に来てください。自分で自身の仕事を確認して直してください」といって手直し工事をしてもらっていました。その甲斐もあってか無事お施主様へ引き渡し出来ることになって万々歳。

と言いたいところだったのですが・・・。タイトルの通り、一通の請求書が。

【〇月〇〇日。△△様邸新築工事 手直し工事 1式 25000円】

クレームの付かない仕事をしてくれる職人さんが「良い仕上がりだったでしょ!」といって請求されるならこちらもありがとうって払ってもいいかも?なんて思ったりするところですが、自分でクレームの付くような仕事をしてさらに請求してくるってどんな神経?と目を疑ってしまいました。

これ経理がなにも言わずに処理していると普通に支払いして終わっている所でした。

すぐに電話を掛け、会いに行って「どういうつもり?」という事を確認に行ってきました。話し合いをした後請求は取り下げてもらいました。

内装仕上げ工事というのは一番表面に見えてしまう部分なので確かに不具合が起こる可能性は高い業種ですし、単価も中々上げてもらう事も進んでいません。

「いい仕事をして、うちで無ければダメ」という状況を作っていって信頼される仕事を進めて値上げをしたいところですが、こういった職人がいると別にどこでもいいんじゃ??となってしまうのでなかなか辛いところ。ホントは信頼できる人だけで回せるといいんですけどね。

「ホントに良いもの」になればその分だけ需要は生まれる。欲しい人が増えれば「値段も高くても需要はある」という状況になります。そんな商売の基本を行きたいのですが施工してもらっている職人さん全員まで周知していくにはなかなか大変ですね。


投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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