原材料費・施工費などの値上りがあり、住宅の新築着工件数が下落傾向でしたが一向に歯止めがかかる様子が無く、徐々に職人さんが空き始める状況になってきました。
公共工事の入札には、普段そんなに積極的に参加していないような会社も入ってきています。これまで1物件に対し2社重複したら「どっちが取ってもうちに仕事来るかな?」とか話していたのですが、現在では1物件に対し3社重複してきても「それでもうちに来ないかもね?」なんて状況になってきました。
1物件に沢山の業者が集まると、「我こそは」と少しでも安く行くので全体として安くてもやらなければいけなくなります。
建設業界全体が活況の時には入札工事は参加する業者が少なかったり居なかったりして価格が維持される傾向があります。街としてホントにやらなければいけない工事に入札が無いと、逆にお願いされて工事することになり価格の融通が利いたりもします。
建設業界の大半が一つがダメになると他の収入源が無く、会社が維持できないという形の会社が多いです。建てるものが無くなってくると安くてもやっていかないと会社が傾いてしまうという事でどんどん拍車が掛っている気がします。
倒産する会社が増えて、競合する会社が減ってくると市場も安定化してくるかもしれませんね。しばらくの間はみんなが生き残りをかけて激しい戦いをしないといけ無さそう。自身の生き残る道を考えながらいかないといけませんね。
Xserverドメイン

