こんばんは。クロスです。今回はお客様の意図はしっかり理解しているわけではありませんが「これ意味ないですよ・・・」っと思う色決めをされたお家を例にお話しさせてもらいます。
まずは2枚の写真をご覧ください。


これはサンゲツの壁紙で上がSP-2854・下がSP-2855です。
二つの材料は若干の色の違いはありますが、ほぼ同じ材料になります。
今回決まってきたこのお宅では、この二つの材料を子供部屋では壁に2854、天井に2855やトイレは天井壁共に2855、洗面所は天井壁共2854、っといった具合に組み合わせをされて、プラスでアクセントクロスを入れるという具合になっていました。
お客様の好みで決められる壁紙ですので、ダメとか変とか直接言えないですけれど、ここでは正直に良くない理由を書かせてもらおうかと。
まず一番は見た目にも分からず、貼り間違えていても気付かないほどの変える意味が無い部分です。それでいて私たち工事業者は間違えてはいけないので、それぞれ分けて注文・施工しますが、材料のソツが増え、今の環境に配慮し無駄をなくそうとする世の中の風潮にも合わないです。
それよりは同じ材料で統一感を出して、アクセントクロスにインパクトを付ける方が部屋が映えるので良い選択だと思います。
天井と壁を変えるような場合は、色味・柄・質感のいずれかが明らかに違うなど、変えることに意味を持たすような決め方でなければ、全体を貼った時に変えたことすら忘れてるようなお客様も多々見受けます。
また、傷をつけてしまった・家の動きで割れが出たなどのアフターメンテナンスの時にも「ここの材料を取って補修しますか?」っといった修繕の提案も困ってしまいます。
今回の写真ほど違いが少ない場合は壁を剥がして天井を補修しましょうといった場合など、補修した後に「何か違う?補修跡が見えすぎるけど?」みたいな形で直した後に変な事に気付くといったこともあります。ぱっと見分からないくらいなら同じで良いと思います。
補修用で材料を残しておいた場合もこういった事態はありますので、似た材料を決められる際は同じ材料を選択することも考えてみられては如何でしょうか?

今後色決めに関して材料のソツの部分であったり柄合わせの事であったりの、建設会社の人や販売されている方が認識していないであろうことの記事を出しますので、参考にしてもらえたらと思います。追加で予算がかかる事でもあるので検討材料になる予定です。
既に住宅に住まわれている方向けの記事が最近少ないのでそちらも出したいですね。
業者向けのお知らせ記事もちょっと空いてるのでそちらも・・・
連休取れたら複数記事まとめて出しますかね?ではまた
